去年の10月位から、ライデンにあるシーボルトハウス(美術館)と協力して企画、開催した震災後1年の追悼イベント。私たちのチャリティーグループ、
Japan Helpen kan!以外にも音楽団体やライデン大学などが協力してなかなか盛りだくさんのイベントになったように思います。
その日のトップバッターはHoog&Laagのアクロバットつきの音楽を中庭で、その後は美術館の一部屋で音楽の生演奏を聞きながら、参加者みんなでハスの花を折り紙で折りました。午後より日本大使ご夫妻とライデンの市長さんがいらっしゃり、中庭で参加者と一緒にハスの花の折り紙。その後VIPだけ美術館前の運河をボートですすみ、灯篭代わりにハスの花を流しました。
その後はライデン大学より招かれた先生方の津波、原発に関するレクチャーがあり、17時過ぎに軽いドリンクでお開きとなりました。
JHKでは写真展と支援グッズの販売をしました。写真展の方は、仙台より「3.11市民が撮った震災記録」という写真をお借りし、郵船ロジクティックスさんに協賛して頂いてパネル化したものを展示させて頂きました。
これらの写真は被災者の方々がコミュニケーションツールとして震災後Twitterにアップされた日常の写真で、プロの写真家による報道写真とはま
た違った意味で訴えるものがある写真の数々です。私は写真についていた説明文を訳しながら、想像できないその写真の状況を見て、なんと言っていいのか分からない状態になるようなものが多かったように思います。実際に説明文をじっくり読みながら写真を見ていかれる人達も同じような反応だったようです。
支援グッズは宮城県石巻市雄勝地区の復興プロジェクトの為の商品。(プロジェクトの詳細は前回のブログ記事の通り→http://naokokiyama.blogspot.com/2012/03/33.html)前回のアイントーヘンのイベント時と同じく雄勝石作家の齋藤玄昌實先生(http://www.ogatsuishie-gen.jp/)の絵や書道家の千葉清藍先生(http://www.seiran-c.net/)の作品なども展示させて頂きました。
両先生方の作品の存在感が強く、一番売れていた商品は齋藤玄昌實先生の絵葉書でした。あえて値段をつけずに好きなだけ募金箱に入れてくださいという方式にしたことから(ケチで有名なオランダ人の場合、寄付だと財布の紐がゆるいという習性を見越した上の作戦!?)、通常なら数百円単位のはがきが数千円で売れていく状態になっていました。
千葉清藍先生の書は作品展示のみだったのですが、こちらは作品を買いたいという人がすでに数人。これからのイベントにまだ使う予定ですので、イベント後に引き渡すことを条件にこれから交渉できればと思っています。
それ以外にウンポポちゃんという東北支援キャラクターがいるのですが、ちょうどイースターが到来する季節ということもあり(イースターエッグを探したりするので、イースター=ひよこなのです!)、子供達が喜んで買っていってくれました。
ちなみにこのウンポポちゃん、是非日本大使に渡してほしいと頼まれてまして、美術館に到着してすぐの大使をちゃっかりお引止めして、雄勝の復興プロ
ジェクトの説明とウンポポちゃんの由来なんかをご説明して、受け取ってもらいました。ということで、最後のがその証拠写真♪ 両脇の和服がその日の売り子
だったご近所のみさえさんと私。我々も「ウンポポ親善大使(?)」としてちゃんと帯の所にウンポポをぶら下げて1日動き回っていたのですが、少しは宣伝に
なったかしらん???
次回は4月1日のハーレムで花見イベントです。こちらでも同じく写真展と支援グッズの販売をする予定!和風なものに人気が集まるようなので、次回は書道のワークショップと絡めてグッズの販売ができないか思案中。面白いことになるといいのですが・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿