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2021年3月25日木曜日

ここが変だよ、日本の医療⑨

 3月がそろそろ終わりが見えてきた今日この頃。政府関連のものに関しては年度末ということで、来年度に向けて色んな情報が錯綜している時期でもあります。


はい、文字通り錯綜し、迷走しています。私の眼には。(笑)


ちなみに最近の歯科医療業界についていえば、コロナ関連のお話。

その話に移る前にそもそもで医療で必ず必要な知識である診療報酬という代物について。ま、名前はともかく、一般企業でいう売上にあたる部分です。企業との違いは、勝手に値段を上げたり下げたり出来ないこと。この値段設定をできるのは厚生省だけ。


で、みんなが入っている健康保険。国民はみんなこの健康保険に入って、相互に医療費を支えあっています。で、誰がどこで医療機関にかかっても、同じ治療を受けたら同じ値段、つまり診療報酬は診療によって全国統一されているということです。


つまりです、

銀座のど真ん中で歯医者をやっていても、どっかの過疎地で土地代が殆どかからず、最低賃金がすっごい安い地域で歯医者をやっていても、むし歯の治療も、歯周病の治療も一律同じ値段。


あほか?

借りてる家賃も違えば、人件費も違うのに同じ値段ってある???

公務員でさえ、転勤で違う場所に飛ばされたら地域格差が給料に反映されるのに。。。


と常々思っていましたが、政府のお役人さんは私の予想をさらに上回るアホさ加減だったのでさらに突っ込みます。


まず去年のコロナが流行り始めた頃、厚生局はどうどうと宣伝してましたよね?


不要不急の診療は控えてください!


いやいや、そもそも診療って必要だから受けるんでしょ?

不要不急の診療があること自体おかしいっしょ。


で、みんなが病院でクラスターが怖いからって医療機関に行かなくなった時期がありました。結構潰れたりなんだでどこも医療機関は大変でした。でも診療は続けないといけないし、場所によっては赤字を垂れ流しながらなんとかやってたんです。


確かに医療機関向けの補助金ありましたけど。確かに通常の補助金の申請より、簡単でしたけど。でもその程度の補助金を日本のことわざでうまく表現できまっせ。


焼け石に水!


で、しばらくしてからコロナ対策した医療機関には子供の患者一人につき診療報酬が余計に申請できることになりました。


はい?

なんで子供だけなの???

大人は、コロナ対策いらないんですか???


多分、同じツッコミをした人がいたのかどうか。やっと1年以上たってから全ての患者さんに対してコロナ用の診療報酬が決まりました!4月から一人につき50円!!!


えぇ~~~???

たったの50円で何ができるんでしょう?


ちなみに患者さんごとに取り換えているグローブは以前の3~5倍、アルコールは6倍、マスクは一番高い時期に目いっぱい仕入れたので、何倍だったんだ?

さらに、受付では検温だなんだと、中では器具や椅子やらの消毒は以前より手間と時間がかかりその人件費とか時間とか考えると、一人当たり50円なんかで足りるわけないじゃん!


しかもこのドタバタ劇始まったのって1年前ですよ?厚生局の時計は止まってんのかぁ???


なぜ私がここまでいうのか?

実は半年位前だったか、オランダの知り合いから連絡が来た時にこの話になり、オランダでは歯医者さんにかかるごとに個人が5ユーロずつ負担するんだそうです。そう、保険ではなく自分で5ユーロ治療とは別に払って歯医者さんにかかると。


すごいまともだわ。

だって自分が必要でかかる医療機関にコロナ対策で余分にかかった消毒代を自分で負担する


こんな当たり前のことがオランダでは出来て、日本に出来ないのが不思議。

それとも、私の感覚が未だにまだオランダ流なのかしら?ちなみにうちの院長は4月からの50円に喜んでました。いわく


だって何もないよりマシじゃん!


これが悲しいかな、日本で虐げられてきた一般歯科医の正直な感想。

厚生局のあまりのひどさに感覚が麻痺してんだろーなー。こんな医療制度、いつ破綻してもおかしくないけど、日本の医療人の良心でなんとか持ってるんだろうなー、と思うこともしばしば。いい加減、なんとかして欲しいものです。

2021年2月17日水曜日

おくりびと

 うちの父は近親者に


おくりびと


と呼ばれています。なぜなら親戚の最後の瞬間にいつも居合わせるから。

なぜか、「そろそろちょっとお見舞いに行こうか」とか「付き添い交代するから、その間、家で休んでおいで」とか「(家に帰る)迎えに来たで~」とか、色んな理由で行った場所で、なぜか最後の瞬間を送り出すことになるワケなんです。


で、そんなこんなが重なりすぎて、ここ最近、親戚のみなさんに「おくりびと」と名前を付けられたみたいです。


そんな父ですが、コロナ禍で人に会わずに引きこもってかれこれ1年。自分の兄の体調が思わしくない、というのがここ数年続いていたのですが、さすがに新幹線に何時間も乗って会いに行く勇気もなく、今回はお見舞い品を送ったようです。送ったのが地元の名物、牡蠣。


で、届いた日に当人である父の兄から電話があって少しお話をしたようです。で、その伯父は美味しくその夜に牡蠣を食べて、疲れたからと早めに就寝。そのまま亡くなったとのことでした。


むむむ、

さすがのおくりびと・・・

コロナに負けず、ここにも健在とは!


とはいえ、実はワタクシメもこの父の血を受け継いでおりまして。

12月頃に、急にこの伯父に何か送ってあげないといけない気がしてきたわけです。で、体調が思わしくなくても食べやすいゼリーを注文して送って伯父の家に届いたのが、奇しくも父からの牡蠣が届いた日だったという・・・


えっ、

私もおくりびと!?


うーん、あまりうれしくない血統を引き継いだのか、それともたまたまだったのか。。。


とてもお世話になった伯父ですが、うちの親戚で最もエラくなった人でもあります。どれだけエラかったかというと、私の知っている限り上皇陛下(当時の天皇陛下)に3回会ったと言っておりました。


とはいえ、このコロナ禍。お葬式も四十九日も数名でという寂しい見送りだったのです。多分こんなご時世でなければ、かなり大きなお葬式になったのではないかなぁと思うと、なんとも表現できません。このコロナ、とにかく早いとこ収束して欲しいものです。

2020年11月25日水曜日

感謝の心の輪

 先日の休診日、不在通知が入っておりました。差出人は『カタログギフト』


なんのこっちゃ???

もしかして、お歳暮シーズンだから?

それとも何かの懸賞にまた応募してたの忘れてた?

あ、この間のアンケート回答のお礼???


と色んなことを考えてみるものの、「これ!」というものを思いつかない。。。

で紆余曲折の末(←受け取りで行き違いがあったので)、やっと受け取ったカタログギフトはなんと神奈川県から。


え、なんで???


と思いながら書いてあることを読んでいくと、趣旨は寄付金の還元を医療機関宛にするというもの。きれいなラッピングで医療機関へのみなさんからの感謝の言葉などが綴られていてさらにびっくり!


ただの寄付金還元なら別に簡易包装でクオカードで良くない?


と浅はかなワタクシメは思ったのですが、よくよくこのギフトカタログというものを見ていくと、ギフトの殆どは神奈川県産のもの。しかも特別包装でお届けします、と。。。


つまりですね、これを頼むとラッピング関係、印刷関係、ギフト品取り扱い業者(観光客向けのお土産品、障害者施設などで作ったお菓子、神奈川のホテル商品など)、色んな所にきちんと経済効果が波及出来るようになってるんです。


いやー

この事業考えた人、すごいわ!


勿論、ギフト辞退も出来るのですが、ここはやっぱり地元にきちんと寄付金を還元して皆さんの寄付金がぐるっと回っていくように頼むべきでしょ、というスタンスで近いうちスタッフの休憩のお供にお菓子類しっかり頼もうと思います。


しかしマックスで色々頼むと相当量のお菓子となるはずですが、うちの職場はむし歯の心配だけはしなくて済むので(笑)、心おきなく楽しむことにしましょう♪

2020年11月21日土曜日

金の斧?それとも銀の斧?

 コロナ禍で政府からの補助金やら交付金が色々出ていたのは周知の事実。最近はその不正受給で逮捕されたというニュースやら、それに伴いお役所のHPにでかでかと


補助金の不正受給は犯罪です!


と掲載されるようになったり。。。

人を騙してでもお金、お金、といつから日本人はこんなに卑しくなってしまったんでしょうねぇ。嘆かわしい。


ちなみに私も仕事上、色んな補助金やら助成金の申請してます。オランダから帰国したてで時間があった時に、関係役所にわざわざ行って、手取り足取り申請方法を教えてもらったこともあり、あまり苦にすることなくこれまで自分で申請手続きをやっています。


ただお役所の書類が間違っても「分かりやすい」はずもなく、手続きはかなり煩雑です。なので、殆どの会社は社労士にお願いし、交付された補助金は、その社労士に相当部分持っていかれるという構図になります。それもどうなの?って感じですが・・・


今回の医療機関への慰労金やら交付金やらは、他の補助金の手続きに比べると「特別に簡素にした」とのことでしたが、それでもまだ面倒でしたねぇ。書類になれてない人だと、読解だけでも一苦労では?とは思いますが、こんな時に役にたつのは


この書類作るのに○○時間かかって、それで××円もらえるなら時給換算にして・・・


と思えばそこまでイライラせずに書類の山に向かうことが出来ます。(笑)


で、ここからが本題。

実は神奈川県で今年の春先に第1弾的なコロナ補助金事業がありました。まだコロナがどんなかも分からない、色んなものが値上げ、品切れになる中、先が見えないこともあり、


申請できるものについては、ちょっとでもいいので補助頂けるなら助かる・・・


とそのまま正直に何がどういう状態で、どうしたいから補助して欲しいという作文をして申請しました。申請額は大きな額ではありませんでしたが、必要以上に欲張ると本当に必要な会社にお金が行き渡らないのも困るし・・・


申請締め切り後、しばらくしてから役所の担当の方から直接お電話を頂きました。

事務的なお話を一通り済ました後にこの方が言われたのは、


こんなこと言うのはアレなんですけど・・・

実は、もらえるものは全部もらうって、関係ないものもぜーんぶ計上して申請される歯医者さんが本当に多くてですねぇ。。。初めの頃はそれでもこちらが分からないこともあって全額交付決定出してたんですけど、最近は全部ハネてるんですよ。

本来なら、貴院みたいな所、本当に必要な所に使って頂きたいって思いますよ。こっちも人間ですからねぇ。


で、しばらくしてうち出入りの業者さんから聞いた話が、


今回の補助金の交付決定が殆どでなかったそうです!

え、こちらは下りたんですか?すごいですよ、それ。僕の聞いている限り、申請した医院さんは全滅でしたよ?


ほう!

すごいじゃん、ワタクシ✨


で、ここまでの話を全部まとめてうちの院長せんせに報告した所、


お前がなくしたのはこの金の斧か?

違う?じゃあ、この銀の斧か?

ってね。やっぱり正直が一番だわ。


ということで、これから交付決定後の書類揃えに年末まで追われることになりそうです。

うーん、正直者もツラいわ。。。(苦笑)

2020年11月5日木曜日

近状こんな感じ(笑)

 普段の生活に忙殺されていると、寝に帰るだけ、休みの日はやることに追われて終わる感があります。ワークライフバランスとかいう良く分からないカタカナ日本語は、それが出来てないからある言葉なんだろうなーと思う今日この頃。ま、元気だった時代の生活スタイルが戻ってきたと思えば、健康で普通の生活をおくれることに感謝すべきでしょうか。


先日、1年検診をお願いしているご近所の産婦人科で「問題なし」をもらってきました。そこの先生も忙しいはずなのに、私の診療時はやたら雑談が多いのは私の気のせいではないハズ。(笑)

今回言われたのが


オランダで治療してもらえてよかったよねぇ。

だから再発ないんじゃない?


200%同感!そうやって日々感謝しながら、毎日をすごしています。本当にいい時にオランダにいて、しっかり予防治療をやってもらえたからこその、健康体ですね。ま、体は散々切り刻まれましたけど、それは命との引き換えと思えますし。


で、昨今のコロナ禍。いい時にまたも日本にいたなーと。しかも医療業界にどっぷり浸かって正しい情報と知識が身近で得られるのはやはりありがたい環境です。ヨーロッパをみているとまたロックダウンとかしてますしね。


日本のコロナ対策は予想に反して湘南地域にミニバブルを起こしています。

どうも東京方面からの移住組が増えているそうで。リモートワークで東京の狭い住宅より自然が多く広い所、かつ週1~月1回程度東京に出やすい所へ引っ越しちゃえ、という考え方らしいです。


運悪く私も引っ越し先を探していて、目の前で気に入った物件かすめ取られること数度。内見行く前に物件が消える、消える。いやー、参った!


ということで、地元の不動産屋さんと仲良くして先日、表に出る前の物件を教えてもらって近いうちそれを見に行けたらいいなぁと思ってますが、これもまたどうなることやら。とりあえず適正価格の物件は市場に出るとその日に消える位の勢いなので、売りつくして売れる物件がもうないからどうしよう。。。と言っている不動産屋さんが一人二人ではないのでそうとうバブっているのは確かです。


いやー、人の消費行動ってほんと予測不可能です。誰、コロナで不況になるとか言ってた人?と言いたい位、この地域の不動産業に限っては不況とは縁遠いようです。


経済はともかく、早く自分の家が欲しい♥

2020年7月29日水曜日

最近のこと

コロナ禍の補正予算案が通り、医療関係者に慰労金が出るらしい、ということで職場ではちょっと盛り上がっています。一番大変だった時は精神的にかなり追い詰められた感がありましたが、それでもそういう話があれば「ま、いっか」と思えるのは不思議なものです。ま、我々下の組織がもらえるのは少しですけどね。

特定給付金なんかも色んな意見があるようで、国債=今の子供たちに負債を負わせるなんて…という意見、自分は困ってないからもらわない、とかね。

私の経済の知識なんて、大学院の経済学の授業でちょろっと習った付け焼き刃みたいなものですが、一番はやっぱりマクロ経済の基本は「金は天下の回り物」なのかな?と。要は、みんなが「景気がいい」と思って消費している限りは大丈夫と理解してます。

つまりコロナで停滞してしまったマクロ経済をうごかして元に戻す為にはみんなが景気がよかった時と同じように普通に消費活動をすること=つまりお金を使うこと。

と、考えて特定給付金も有難く頂き、いつもお世話になっているお店で消費する予定です。コロナで困っているお店もあり、潰れてしまったら私が今後困る訳で。(笑)
アベノマスクも買い物してる間の5分だけ、という時なんかは大活躍です!お国から色々もらえるなんて有難い話じゃない?と思うのですが、世の中は誰かに何かをもらっても純粋に「有難い」と思えないかわいそうな人が溢れてるのか、それともマスコミはそういう話題の方が煽れるのでそういう声ばかり拾ってるのか。。。

ま、そのマスコミもテレビを見ない生活だと普段はなかなか快適になります。ただ緊急事態宣言中は、このマスコミの煽りをくって、こっちの業界は風評被害に近い状態?とも思える日が続き、胃がキリキリ。。。

歯医者でコロナがうつるって、患者じゃなくてこっちだから!(怒)

うそばっか放映してるテレビなんてどうなの?って思いますが、そのテレビに出てる素人コメンテーターのバカ発言の方が、医療最前線の専門家の意見より信用されるのですからおかしな世の中になったものです。とはいえ、そんなどうしようもないテレビばっかりみてそれを頭から信用してる人も程度がしれてますが。。。

とここまで書いたままで放置してたらまた第2波がやってきてやたら感染者が増えているこの頃。一体、いつになったら落ち着くのか?と思う一方、ハーバード大学とかも落ち着くまで2年とかいう論文出してるので、当分続きそうですね。

このコロナから、中国とその周りのきな臭いこと。この時代に疫病が流行るなんて思いもしなかったけれど、それ以上に歴史が動いている瞬間に自分が今いるんだなぁと思う今日この頃。戦争にならないことを祈るばかりです。。。

2020年5月30日土曜日

日本の民度!?

ダイアモンドプリンセス号と共にやってきた異国のウイルス。
さんざんあの時に叩いていたマスコミは、あれが本当に正しい報道だったの?という反省もなく、また性懲りもなく毎日のように誤報やら、事実の隠蔽、うそ情報での煽り、某外国のプロパガンダと思しいようなとんでも情報を垂れ流し続けています。やれやれ。

先日、イギリスの某メディアが日本の感染対策はダメみたいなこと言ってた!という偽情報を朝〇新聞が書いてましたが、

相当数の死者を出してるイギリスのメディアに上から目線でそんなん言われたくないわ!(怒)

と思ったのはどうやら私だけではなかったようで、その元記事を調べて、実はこれって朝〇新聞のでっちあげだったというのがTwitterでさらされてました。朝〇の誤報は多すぎて、それも反日ばかり。そろそろ日本のメディアなんて名乗るの辞めて頂きたいですけどね。

ちなみにダイアモンドプリンセス号の時も諸外国のメディアが日本叩きをやっていたというのは半分位本当で、日本寄りの報道をしていた所や、お医者さんの同情的な専門意見も織り交ぜながら、各国各社のメディアは意外とニュートラルな視点で報道していたのではないかと個人的には感じていました。あくまでも英語情報の個人的感想ですが。。。

両方の立場をそれぞれ紹介しながら色んな情報を得られるという意味では、意外と英語情報は重宝します。イギリスのゴシップ紙でさえも、結構まともなコロナ専門ニュースがいち早く入ってきたりするのはさすがだなぁと思います。大体英語ニュース読んでから数日たつと日本のニュースになっているパターンが多いような気もします。そういう意味では日本メディアはどうして政権をたたくことばかりに熱心になってるんでしょうねぇ。。。

そういえばアメリカの方の記事でも日本の死者数がすごく少ないのが奇妙な現象とかなんとか書かれていました。諸外国と比べ、比較的早い段階からウイルスにさらされていたにも関わらず、ですが。

それについてはウイルス変異の仮説云々ありますが、なによりも一番すごいのはやっぱり日本人だから、ってことではないでしょうか。まあ、良し悪しそれぞれあるにしても、緊急事態宣言みたいなゆるーい制約でもきちんと守るし、何より衛生観念がちがいますよね、手洗い・うがいは子供の頃から叩きこまれている訳ですし、マスクをつけるのに抵抗は全くありませんし、挨拶に握手もハグもキスもしませんからねぇ。

私自身は運がいいことにタイミングよく日本にいて、しかも感染症のプロである歯科医院にいて、医療系の情報もいち早く入るし、殺菌消毒に必要なものがたまたま簡単に手に入る(といってもこれも運よく器械の設備投資したばっかりだったというのもありますが)ので助かったな、と思います。つくづく悪運強いんです、ワタクシ(笑)

ただぼそっとうちの院長が言うには、

口の中も一緒でさ、細菌が悪さしているのを叩いてあとちょっとだけどもうここでいいかなってやめちゃうと、またそこから細菌って繁殖しちゃうんだよねぇ。きっとこのウイルスも同じだと思うから、第2波、第3波に備えとかないと。

だそうで。緊急事態宣言が解除されてからは個々の行動は自分次第ということになりますけど、うつらないよう、うつさないようにするにはあとは皆さんの努力次第、つまり日本の民度がまさにでるのではないかと。

ちょっと緩んだ空気感が漂ってはいますけど、早く収束するのを心から願っております。

2020年4月30日木曜日

政府に見捨てられているコロナ最前線の歯医者さんの現場より

というお題で先日Facebookにつぶやかずにはいられなかったハードな1日が終わった夜。

ざっと内容をコピーしますとこんな感じ↓↓↓

感染患者を診ている病院に注目が集まるのは当たり前。アルコールもマスクもそっちには集まっているかもしれませんが、底辺にいる一介の歯科医院には救援物資は一切ありません。マスク、アルコール、グローブ、紙エプロン、どんどん在庫がなくなる中で少ない在庫をかき集め、みんな戦々恐々と毎日仕事をしています。

マスコミは歯医者が危ないと盛大なネガティブキャンペーンを打っているそうですが(←見てる暇なんてないので事実確認さえしてない)、業務妨害は止めて頂きたいです。危ないのは患者より仕事をしている我々です。命を張って仕事をし、患者を守る為にあらゆる努力をし、患者から心無い言葉を投げつけられ凹みまくって何の為にこんな苦労をしているのか自問自答して疲れ切って帰宅する毎日です。

挙げ句、元々少ない診療報酬に加え、材料コストは上がる一方(マスクは既に10倍の値段です)、命をかけるには安すぎる給料しか出せないのが現状で、コロナ感染率は一番と言われる歯科医療。

銀座のお姉さんに保証ですと?そんな予算があるならマスク、アルコール、グローブ、紙エプロンをください。そして命をかけている歯科従事者にもう少し優しい言葉をかけてあげてください。

とまぁ吐き出さずにいられなかった程、ハードだったんです。しかもこっちが病原菌扱いされて。医療関係者はコロナうつるかもしれないって覚悟しながら仕事してますから、それで病原菌扱いされると結構カチンッてきます。

これをアップしたのは少し前で、歯科業界からも声が上がるようになってだいぶ和らいだ感じはありますが、それでもまだまだ「歯医者は危ない」っていう刷り込みが残ってます。緊急を要しない治療は延期でっていうのが厚労省ですが、緊急じゃない治療って何をもって緊急じゃないっていうの?とも思いますよねぇ。ほっとけば、歯なんて悪くなる一方なんだから。

最近はそれでも外出自粛まだまだ続くかもって感じになってきましたが、ハーバード大ではこのコロナ騒ぎはあと2年続くって出してますからねぇ。その間ずっと歯医者通わないって話なの?ってことになりかねません。

そもそもオランダとかは歯医者で働いている人達の感染率が高いからということで休診ということになっているそうですが、すごい額のローン組んで器械入れている医院、高い賃料などなどの保証があって初めて休診に出来るんです。日本は自分でなんとかしてって方針ですから。そもそも普段から持ち出し多いし、材料費上がっても厚労省なんてどこ吹く風で医療費削減を振りかざして補填なんてしてくれませんからね。

ということで、時短にしたり、休診にしたりしてる医院さんも出てきているこの頃。経営破綻するところも増えそうな予感。既に求人関係はどんどん人材が出てきていますね。

さてどうやって生き延びるか、ほとんど戦時中みたいな感じになってきましたね。