2012年6月8日金曜日

中国パワーの威力

いやね、半端ないですよ!なんて言うんですかね、祖国から離れた外国で、そんなにいもしない日本人同士でくだらない足の引っ張り合いとかやってる我々とスケールが違うっていうんですか?

これが彼らの成長パワーなんだなぁ・・・

と思わされることばかりですね。

というのも就活の一環で、色んなネットワークを開拓してる最中なんです。で、たどり着いた一つが「アジアンクリック」。その名の通り、アジア人ネットワークグループ。正確にはアジア人の若いビジネス関係者の集まりで、中心は中国人。

いるのは殆どが修士を持っているエリート中国人。PhDやMBAホールダーも多いです。そして「本社採用駐在員至上主義」の日本人(失礼!)と大違いなのは「中国で生まれてこっちに留学した中国人」とか「駐在員」とか「オランダに移民した中国人2世」とかそういうくくりなく、みんなで仲良く、楽しくやりましょう的な。結局、判断されるのは本人の実力が全てなんですよ。

ま、私の実力があるかどうかはとりあえずそっちの方へおいておいて(笑)、ノリノリパーティー女♪として1度顔を出して以来、「君、次いつ来るの~?」と色んな方に声をかけてもらってます。そして『就活中』ってのを派手に宣伝しておいたので、そっちの話も自然と来るようになりました。

で、ある意味日本人よりその助け合い精神の強さみたいなのを感じるんですよね。「それって中国人の集まりじゃないの?」って一応遠慮してるフリはするんですけど(笑)、大抵速攻で

何言ってんの、そんなの関係ないんだから、君も一緒にいくよ~!!!

と。で今週末もタレントフォーラムといって、大企業が何社かスポンサーとなって人材集めをするイベントがあるのですが、そっちへ行ってきます。

スポンサーは世界企業。普通そんな会社へ応募しても外国人の我々は門前払いがいい所。ところがイベント参加登録した瞬間に送られてきたのは某有名企業のあらゆる「人材募集要項」。いや~、びっくりしましたねぇ。

これって表に出てない募集だよね、こんなあんの?

みたいな。

でその募集人材も、 どこかの某サイトに出てるような「事務員募集」みたいなのとは勿論規模もレベルも違います、はい。それだけ熱い市場なんですよね、アジア。

名だたる大企業をこれだけ集めてスポンサーにさせ、そして自分達の優秀な人材を組織的に売る、それだけのことができるのが在オランダの中国人社会のパワー。優秀な人材なら、中国育ちもこっち育ちも、はたまた日本人だって関係ないっていうのが懐が広い!日本人なんて「日本人学校は日本企業が金払ってるんだから、駐在員の子供の為」とか平気で言っちゃいますからね(苦笑)

ちなみに学校といえば、中国人学校というのがあって、2世中国人たちは土曜日だけそこへ通うそうです。で、夏は子供達みんな中国であるサマーキャンプへ送り込まれるそうです。 これ全部中国マネーが払ってくれるから、子供達はただで中国へ数週間行けるとか。

要はそれだけ「西洋と中国の二文化を理解できる人材」は重要視されていて、そこへお金を投資することを惜しまないということ。こうやって優秀な人材はどんどん作られていくんですね~

国の垣根を越えて世界で活躍する中国人は増える一方。そして中国はまだまだ成長してる。一方の日本、これでいいのか?と思うのは私だけでしょうか???

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