2012年8月20日月曜日

体の病と心の病

病は気からというのはよく知られた話。それ位、体と心はつながってます。でも体が病気になると、心まで病んでくるというのは経験した人にしか分からないのかなぁと最近思います。

このブログでも何度か触れてますが、癌専門の精神科がある位ですから、癌と精神病も繋がってると思います。最近は癌も治る病気と言われてますが、まだ

癌=死

という考えが、大なり小なり患者の頭をかするのが普通なのではないでしょうか。となれば当然心のバランスを崩したって不思議ではありません。

そこを何とか乗り越え、治るって言われた私の癌もぶっちゃけ

治療がこんなにキツイなんて聞いてないんですけど???

状態!!!
まぁサバイバルやってるので、当たり前と言えば当たり前ですけど。なので、治療も当然生き残ることが最優先されます。

となると必然的にズタボロにされた体だけが残る方程式です(苦笑)

ざっと例にあげると

ばっさり切られた傷跡
機能してない婦人科系
絶えずご機嫌の悪い内臓
変温動物になって慢性寝不足の体

簡単な所でこれ位?
じゃあそれが心にどういう影響を及ぼすのか、というと…

傷跡が気になって人の視線がある所で裸になれない。つまり温泉なんてありえないし、ジムでシャワーとかプールとかも基本NG。

女として全てが機能してないので、とーぜん「女」としての自己評価がさがる。そして「女」だった過去にしがみつく。

物凄い偏食児になり、自炊以外はかなり厳しくなる。理解を示してくれる人相手ならいいけれど、単なる好き嫌いだと思われてる場合、付き合いが煩わしくなる。

そして寝不足と疲れで絶えず不機嫌。色んな事が面倒…

時々自分がいつからこんなに消極的になっちゃったんだっけ?と思うことも。やりたいことが出来ないことにフラストレーションためてみたり… 

と書くと実際の私を知ってる人から

はぁ〜???
消極的だぁ???
どこが???

というツッコミが入りそうですけど(笑)、これまでやりたいことは全てトコトン120%やってきた自分にしてみたら、自分で作ってしまった心の柵でやりたくてもできない事が存在する事自体、やっぱりありえない!

この性格でさえこうなのだから、もっと自分に壁を作っちゃう人がいるのではないかと思います。そしてその事自体理解されないので、ますます苦しむんですよね。

自分のすぐ近くにいる人にも理解されないこの心の風邪。患者は思っている以上にデリケートなんですよ!というのをちょっと言ってみたくなってあえて触れてみました。ま、私ほどデリケートという言葉が似合わない人もいませんけどね〜 σ(^_^;)

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