2011年1月7日金曜日

腫瘍内科 定期健診1月6日

今日は半年おきの定期健診でした。前回の診察で、ホルモン療法を短くする話をしましょう、と決めていたので、色々自分の中で質問を用意して診察へ行ってきました。

実際、癌治療で大変なのは抗癌剤や放射線療法って一般には思われてますが、まぁホルモン療法も楽ではありません、正直。副作用いっぱいありますしね。ホルモンてこんなに体のバランスに影響あるんだ!と初めて思いました。ある意味、人間の体ってデリケートにバランスとってるんだと思います。

それで、副作用も人それぞれなんですけど、私の場合、毎日きちんと寝れないのが一番つらいんです。ひどい時は2時間だけ寝て、後はうとうとを朝まで繰り返すとか。毎日これが続くと、気分は悪いは、めまいはするは、疲れるは、で色々支障が出るんですよ。

でホルモン療法、5年も続いちゃうんですね。「これが5年も続くのか!」と思うとさすがにうんざりしますよ、そりゃ。で、やっぱり喉元過ぎれば何とかで、癌の怖さとかも薄らいでるから「5年より短くできないかしら?」なんてことも当然思うわけで・・・

ところが今日の診察で言われたのは、「再発する可能性が一番高いのが発病から1年半。だからそれを乗り越えたと言うのはいいことだね」と。自分がそんな危ない状態だったってのを自覚してませんでした(苦笑)ま、ある意味初めての手術も相当危ない状態だったんですけど・・・

ついでに昨日のニュース。一緒にリハビリしていた仲間が亡くなった話。そうするとやっぱり命と引き換えに少々の寝不足は我慢するべきなのかな?と思うわけです。いや、それもほんとキツいんですけどね。

ちなみに統計的には2年のホルモン療法より、5年のホルモン療法のほうが数パーセントだけ生存率が高いんだそうです。で、間の3年と4年はどうなの?って聞いたら、そこの統計はまだないそうで・・・ぶっちゃけ、ホルモン療法を2年で切り上げたら、早死にする可能性が数パーセント上がるよってことです。じゃあ、この数パーセントのリスク、自分で取れますか?って話ですよねぇ。

実際、癌になる確率とかってよく巷で言われます。例えば、オランダ人女性の乳がん発症は9人(8人?)に1人とかで、結構高いんです。一方で、アジア人はもっと低い。さらに言うと、私の年代なんてもっともっと低い。でも、どんなに可能性が低くたって、私みたいに運悪くババひいちゃったらそんな統計なんてぜ~んぜん意味をなさない訳ですよ。「可能性低い?だから、なに?」みたいな・・・

つまるところ、今覚悟を決めて短めに治療を終えて、再発した時に後悔しないか?ですね。これは本当に難しい選択肢だと思います。ま、とりあえずあせって決めることではないので、じっくり時間をかけて考えようとは思いますが、やっぱり5年というのが賢い選択なんでしょうね。やれやれ

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2 件のコメント:

  1. むずかしい問題ですね。
    軽くはコメントできませんが、こういう生物学的な考え方はどうですか?
    年をとるごとに1年が早く過ぎてゆくように感じませんか?
    それには根拠があるそうです。
    人間は年とともに代謝が低下し、それとともに体感時間っていうのはどんどん早くなっていくそうです。
    子供は代謝が早いから、時間を感じるのが遅い、とか。
    そう考えたら今は5年って長く感じるかもしれませんが、実際には後半はもっと早く終わるように感じるかもしれませんよ?

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  2. ありがとうございます。
    実は、副作用を減らして寝れるように、違う薬を試した所なんですが、今度はこの薬の副作用が強すぎて、昨日は1睡もできませんでした・・・さらに、鼓動がずっとランニングしてるように早くなり、結構キツイです。

    こうやって試行錯誤してるうちに5年たてばいいのですが・・・(笑)

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