2014年10月30日木曜日

人生の優先順位その4

前回、自分が元カレと別れた理由をさらっと書いた所で、昔の知り合いから連絡をもらった。

私、離婚します。

まぁあまり理由を聞くこともなく、なーんとなくその気持ちが理解できた。

そう、私と同じ理由。ということで、前回のネタ(人生の優先順位その3)とちょっとかぶるんですけど、意外と同じような状況で苦しんでいる人がいそうなので、あえて詳しく触れてみます。

で、前出の彼女も私と一緒で、自分の欲求より旦那の欲求を優先させた結婚生活を送っていた。生活拠点も旦那が行きたいという国を行ったり、来たり。その間の自分のキャリアはとりあえず2の次。

色々キャリアの相談にも乗っていたので、彼女は彼女なりにやってみたいことらしきものはあったけど、最終的に決める段階になると、「でも旦那がXXの国に行きたいって言ってるから・・・」といった感じ。

一緒に生活していると多少の妥協、協力は必要だけど、彼女のそれは明らかに違った。

なんで?って思っていたけれど、彼女の選択にあえて私が口を出す話じゃないと思ったから、ある程度以上は何も言わなかった。でもその裏では旦那からの精神的虐待と言えるらしいことがあったみたい。

肉体的虐待、日本でも一般的に認知されてきているDVは、比較的分かりやすい。蹴る、殴る、という目に見える暴力だから。でも精神的虐待って意外と自分では気がつきにくいんですよね。

じゃあ精神的虐待って何よ?って話になると、困ったときのウィキペディアへGo♪

心理的外傷を与える言動を行うこと。例としては、言葉の暴力、恫喝、無視、拒否、自尊心を踏みにじる行為が掲げられる。
詳しくは→ここ

私なんかの場合は「なんで君はこれができない?」というダメダメ攻撃。家事ができない、言葉ができない、異文化が理解できない、会社で上手くたちまわれない、コミュニケーション能力がない、金を稼ぐ力がない、不器用・・・

まぁ言い始めるときりがないけれど、つまりは人間として全然ダメよってことを毎日呪縛をかけられるがごとく言われ続ける言葉の暴力って所ですかね?

今なら分かることだけど、

人一倍色んなことに努力した私がそんなダメダメ人間なわきゃないでしょ?少なくともお前よりできるわ、ばーか!

位は言い返せるだけ立ち直ったかな?笑

でもここまで回復するのに2年ちょいかかってますもんね。

虐待をする人間はまず問題外ですが、それを受ける側もやっぱりいけないんですよ。そう、さっさと自分を大切に出来る場所を見つけて、その状況から出ないと。

人生、自分で思っているよりすっごい短いかもしれない。その人生、死ぬ時に後悔しないためにも「自分が自分らしく過ごす」っていうのは、人間としてとっても重要なことだと思いませんか?

そう考えると、「自分が自分であること」という優先順位は意外と上にくると私は思うんですけどね・・・

2014年10月8日水曜日

プレゼント

ちょっと話は変わって…

実は癌サバイバーの方と久々にお話する機会がまたまたありました。その方、しばらくは元気にされてたんですけど、今回また検査結果が悪かったそうで、場合によってはまた抗がん剤とか…

その複雑な心境はよく分かるし、でも話をふんふんと聞く以外何も出来ないのもまた事実。

そんな折、素敵なプレゼントを頂きました!

自分の着物などの生地をほどいて手作りされたお花の飾りです。実際に手に取るとかなり大きくて、長さ1メートル以上はあるんじゃないでしょうか。

通院する度に作ってたそうで今では衣装箱4ついっぱいになるほどあるのだとか。

「迷惑でなければあなたにもらって欲しいの」

とわざわざ届けて頂いたんですね。その気持ちや覚悟みたいなのが分かるだけに、素直に有り難く頂く事にしました。

写真だと分かりにくいのですが、ピアノ弾きながらちょうど見える窓の横に吊るして、練習しながら時々彼女の事を考えている今日この頃。また元気に再会出来るといいな♪

2014年10月1日水曜日

人生の優先順位その3

病気してお金ってそんなに重要じゃないんだって気がついた話の続き・・・

健康にしてると、仕事とか日々のことに追われて忘れがちだけど、家族って大切なんだよって遅ればせながら気がついた私。治療がひと段落して、普通の生活に戻ろうと仕事を探し始めた時に考え始めた。

癌を生き延びて、あとどの位自分に残されているか分からないけど、私が第2の人生として送りたいライフスタイルってこれ?本当にこれでいいのかな?

で、疑問に思い始めたら、まずは自分のパートナーに目がいった。

どっぷり彼との生活に染まっていたから「何がおかしい」ってその時点ではっきり指摘できるものは何もなかったけど、何かがおかしかった。一緒にいてとにかく疲れる。。。(-_-;)

近くにいて見える人には見えていた私のゆがんだ生活。離れた方がとりあえず楽だし、離れることでその理由も見えてくるだろうと家出をしてみた。

今、それなりに時間も経ち、距離もおき、自分の中で消化もできたので言えること。こまごまとした理由をあげるときりがないけど、一言で言えば

私、全然大切にされてなかった・・・

私の存在価値は、「キャリアウーマンとして金を稼ぎ、おいしいご飯を作ってくれ、ついでにピアノも弾けちゃうかっこいい彼女」ということだけ。私という人間としては受け入れてもらえなかったんだなー、と。ついでに言葉の暴力というか、精神的虐待はすごかった。

自分が自分でいられない、自分を大切にできないところで、残りの人生過ごしたい???

せっかく運よく生き残って、セカンドチャンスをもらったんだもん。もうちょっと長生きしたいって欲も出てくる(笑)

自分を壊れかけた家電だと例えると、その耐久年数を延ばすために大事に大事に使わないとダメでしょ?

ということで、まずは自分を大切にすることにしてみた!!!(^O^)/

それが17年近くオランダにいて絶対帰国しないとみんなから思われていた私が帰国した理由。今は自分の耐久年数稼ぐため、海風のあたる神奈川のど田舎で、の~んびりストレスフリーで、おいしいもの食べて毎日ご隠居生活を楽しんでいます♪