2010年8月25日水曜日

おいしそうな通販

こんなの見つけちゃいました。色々PCで遊んでいると、欲しくなるものがたくさん出てきて困っちゃいます。別にオランダはもう暑くもなんともないのですが、写真を見てるだけで食べたくなるようなものばかり。でも、海外に送付って出来るのかなぁ~。

2010年8月23日月曜日

最近の憂鬱

元々乳癌というのは、50~60歳位の女性が一番多く、私みたいな年代でかかる人はかなり例外的なので余り知られていないのですが、乳癌治療の抗癌剤は婦人科系を完全に叩き潰す強烈なものだったりします。分かりやすく言うと、普通にはもう妊娠は出来ませんよってことです。

オランダはその辺ちゃんと治療パッケージが出来ていて、私みたいに子供のいない人には「将来的に子供が欲しいですか?」という質問から始まって、欲しい人には不妊治療をしてくれます。つまり卵子増発剤で卵子を作って精子とあわせて受精卵をつくり、その卵が何分割かしたところで必要になるまで冷凍庫に保存してくれると(10年寝かせても大丈夫とか!?)。

私の場合、今この受精卵が4つ、ユトレヒト大学病院のどこかに冷凍されてます。4つ子ちゃん?とか言うとなんだか変な感じがしますが、長期間保存するとそのうちの25%は使えなくなるそうなので、多分私の場合、最終的に使える受精卵は統計上3つということです。ま、その3つにしたってかならず子宮着床するわけではないので、個人的には「妊娠するときにはするし、しないならしないし。神のみぞ知る」位に考えています。

まぁ産婦人科の先生に言わせると、この不妊治療法で妊娠できなくても、最近は卵巣さえ持っていればなんとでもなるそうなので(すごいですよね、医学の進歩!)、とりあえず先天性遺伝子異常で卵巣癌の発症率が普通の女性より高い私もまだ年齢的に大丈夫だからと太鼓判を押されたので、とりあえず毎年1回定期健診をすることでしばらく卵巣はとっておくことにしてます。

で、今はホルモン療法の真っ最中。私の乳癌は女性ホルモンを餌に成長するホルモン依存性の性質を持っているので、その女性ホルモンを抑える薬を処方されてます。統計的には5年餌を絶てば大丈夫ということで、去年から始まっているこの治療、あと4年続く予定です。ま、本当に続けるかどうかはまた話し合いをすることにしていますが、今のままだと治療中のこの4年間は妊娠できないと言うことになります。

という背景があって、最近ちょっと嫌だな~と思うのが子供の話。友達が妊娠したり、子供が生まれたりは私も嬉しいし別に問題はないんですが、私自身にその話題を振られると結構きついものがあります。オランダではプライバシーに関することを余りとやかく言われないので、その意味では日本よりまだマシなんでしょうけど、「お子さんは?」って聞かれると、さらっと「まだなんですよ」と答えて終わらせることにしてますが、それでも中には「どうして?いい旦那さんじゃない?いいパパになるわよ」とか言われると一々病気の説明もしたくないし、でもこれ以上この話はしたくないし、結構返答に困ったりします。

さらにうちのパートナーは3人男兄弟の長男ですが、最近次男の弟が子連れの女性と付き合い始めたんです。私はこんなだし、元々「子供欲し~い」というタイプでもなかったので、彼のお母さんはその子供のことを「始めて孫が出来た!」ととても嬉しそう。元々子供が大好きな義母なので、気持ちは分かるのですが私の前でそこまで嬉しそうにその話をされると「私はどうせ嫁失格ですよ」なんて気分になるんですね。別に私の被害者妄想なんですけど、やっぱり居場所がないと言うか・・・元々細かいことに気を使うほうではない私がでさえオランダという自由な国でこう感じるのだから、こういうのを日本と言う国全体でされた雅子様はそれこそ辛かったんだろうなぁと今更ながら思ってみたり。いやはや、感情と言うのはやっかいなものだなぁと思う今日この頃です。

2010年8月18日水曜日

サラダ風パスタ

はい、勿論手打ちパスタですよ。普通のパスタソースに飽きた時には、パスタを冷やして生野菜を乗せてサラダ風にして食べてます。

このレシピは実は本からのものを自分流にアレンジした(魚類を抜いただけ)もの。でも、簡単で美味しいのでうちでは喜んで食べてもらえる一品です。具はきゅうり、トマト、アボカドのマヨネーズ和え。トマトには風味としてバジリコの葉をちょっと加え、マヨネーズにはちょっとだけマスタードを隠し味(こちらには日本で売ってるのよりかなりマイルドなマスタードがいっぱいあるのです!)に使ってます。あとはかなり上質なオリーブオイルをかけ、塩だけで頂きます。

手打ちパスタは面倒なイメージがありますが、市販のパスタを茹でるのに10分かけるのなら、手打ちパスタを10分で作って(二人分なら可能!)、2分で茹でたほうが美味しいものが出来上がりますので、お勧めですよ。

2010年8月17日火曜日

冷やし中華

昨日作った自家製中華麺でまたまた冷やし中華を作りました。具はまたまた冷蔵庫の余り物。といっても結構手はかかってるんです、この余り物。実はイタリアで習った野菜の漬物とインドネシア料理に必ず付いてくる大好きなきゅうりの漬物を自分流に再現したものです。あとはわかめとトマト。たれはゴマだれ。中華のゴマペーストに中華しょうゆ、黒酢、ゴマ油、蜂蜜を適当にあわせました。ま、見た目はいまいちですが、味はかなり良かったです。しかも手打ちの中華麺の太さも縮れ具合もちょうど良くてかなりいい感じでした。いや~、満足。

オレキエッテの赤ピーマンソース

私がイタリアで習ったパスタ料理の中でも大好きなレシピのひとつ。オレキエッテ(イタリア語で「耳」という意味)を一つずつ作るのは面倒ですが、でも美味しいので作らずにはいられないパスタ。耳のくぼみにたまる赤ピーマンソースは最高です!

赤ピーマンソースの作り方

材料
赤ピーマン
オリーブオイル
バジリコ
好みで生クリーム

作り方
1.赤ピーマンを細切りにします。
2.オリーブオイルを少しだけ使って1.の赤ピーマンをしっかり炒めます。(ちょっと端に焦げ目がついてしな~っとするまで)
3.バジリコを少し加えて、2.の炒めたピーマンをキッチンミキサーにかけてソース状にします。本当は生クリームを加えてソースにしますが、マクロビ専門なので我が家では水を加えてます。

あとはオレキエッテを茹でて、このソースを絡めて出来上がり。なんでも食べれる我が家のクマは最後にたっぷりパルメザンチーズをふって食べてます。

自家製納豆&大根おろしの冷やしうどん

手作りのうどんを今回は冷やしうどんで食べてみました。ちょうど先日自分で納豆をつくったので、それをたたいてひき割りにし、冷蔵庫で眠っていた大根をおろして添えました。その他には納豆のゴールデンコンビのねぎと、すりゴマに、七味唐辛子。あとは濃い口しょうゆを上から豪快にかけて頂くだけ。お昼ごはんには手間いらずのくせになかなか美味しいので、かなりポイント高いです。

ちなみに納豆は家で簡単につくれます。本当は納豆菌を使うと良いそうですが、そんなものはないので市販の納豆で増やしました。ものの本には大豆を何時間も蒸すとか書いてありましたが、そんなのは面倒なのでちゃっちゃと茹でて市販の納豆とあわせて、蒸し暑い所に置いておくだけ。といっても涼しいオランダには蒸し暑いところがないので、発泡スチロールにお湯を張って、そこへ大豆を入れたタッパーを突っ込み、その発泡スチロールを毛布でくるんでそのまま放置。大体24時間くらいで出来るそうですが、作り方が原始的なので、時々お湯を張り替えたりしながら臭ってくるのを待ちました。簡単ですが、納豆嫌いが家にいる場合はかなり「臭い」といって怒られるので要注意です!(笑)

手打ち麺

先日のうどんに味をしめ、昨日は朝から色んな麺を打ってみました。
中華麺
うどん
オレキエッテ







左から順番に中華麺、うどん、オレキエッテ。中華麺の作り方はこちら、うどんはこちら。中華麺は重曹と塩をあわせて水に溶かして小麦粉に加えるだけ。うどんは塩と水を小麦粉に加えます。どちらもひとつにまとめたら、パスタマシーンの一番太いところに通し、生地を二つから三つ折にしてまたパスタマシーンに通し、また生地を折って・・・という過程を何度か繰り返します。こうすることで本当なら足で踏んでこねる過程をパスタマシーンで代わりに簡単にやってしまえます。

こねあがったところで、だんだん薄く延ばします。この辺は好みですが、前回の中華面はちょっと細すぎたので、今回は1目盛り太目にしました。うちのアトラスのパスタマシーンで4。あとは細めのカッターに通し、丸めてちょっと上から押さえて縮れ麺にしました。うどんの方は前回厚過ぎたので、今回は1目盛り薄めで目盛り5。こちらはちょっと手で好きな太さに切ってみました。

オレキエッテはイタリアのパスタの一種。オレキエッテとは「耳」と言う意味。その名の通り、耳の形をしたパスタです。ちょうど耳のくぼみのところにパスタのソースが溜まるのでなかなかおいしいのです、このパスタ。ただ一つ一つを手で作らないといけないので、大好きなパスタですが、なかなか作ろうと言う気になれないんですねぇ。。。でも時間がある時には本当にお勧めです。

パスタ生地はセモリナ粉に水を加えてまとめるだけのシンプルなもの。あとはまとめた生地を長い棒状に伸ばします。直径1cmくらいでしょうか。それを1.5cm位に切っていきます。あとは右の写真のようにナイフの先を使って手前にクルリっと引いてくぼませます。ナイフを滑らせただけだと生地の口が閉じているので、それを手で開いてあげて、耳の形にします。上の写真はそれを伏せたものです。実際の夜ご飯のオレキエッテ&赤ピーマンソースのレシピは別に書きますね。

2010年8月16日月曜日

手作り味噌煮込みうどん

を今日は作ってみました。パスタマシンでかなり簡単に作れてびっくりです!まあ麺を打つのなら、ラーメンでもうどんでもパスタでも何でもパスタマシンで作れるってことです。当たり前と言えば、当たり前ですが・・・

これまではパスタばかり作っていましたが、最近ふっと考えては別のものも作り始めています。ちなみにうどんは前回のラーメンよりもっと簡単で、小麦粉に少々の塩を加えて水を加えてまとめて、あとはパスタマシーンでこねて、伸ばして、切るだけ。しかも讃岐うどんっぽく厚めで太めだったのでパスタマシーンを通す回数も少なくてすむし、こんなに簡単ならこれからちょくちょく作ろうかと。

ちなみに今回の煮込みうどんはまたまたマクロビレシピなので、野菜(大根、人参、干し椎茸、ねぎ)、油あげ、昆布だしで赤味噌と田舎味噌をあわせてます。

で、みんな興味があってもなかなか買わないパスタマシーンですが、意外とあると便利ですよ。うちのはこれ。イタリアのマルカート社、アトラスという機種です。(写真は楽天市場のリンクですので、そのまま注文できます。^^)パスタを切るカッターは色んな種類が別売りになっているので、あとから色々追加できて便利です。なので、使いこなせるかどうか心配な方は、本体だけ買って後でカッターを買うと言う方法もできます。うちには切り口が真っ直ぐ、波型、丸になるカッター、具とパスタをセットすれば自動でラビオリができるのとか、色々あります。今欲しいのは別売りのモーター。これがあれば力がなくても自動でパスタをこねて、伸ばせるので便利なんです。去年イタリアの料理学校で使って以来欲しいのですが、それだけ使うかどうか分からなかったので、買わなかったのですが、そろそろ買ってもいい頃かな?と思ってます。

2010年8月15日日曜日

婚活

最近、私の周りでこの手の話題が多いんです。そういうお年頃なんでしょうかね。大体、キャリアのほうも方向性が安定していて、これから先やっぱり誰かと一緒にいたいと言う気持ちは良く分かります。まぁ結婚してない私が言うのも変な話ですが。。。

中には自分の相手になりそうなターゲットが集いそうな所や、パーティー、習い事など色々アクティブに動き回って、お気に入りの人を捕まえたツワモノもいますが、大抵は普段の生活の中で限られた人としか会わないので、出会いが限られますよね。ということで、ちょっと気にして探してみたところ、意外とこの手のビジネスはお金がかかる所が多いことに気づきました。まぁいいビジネスになるんでしょうけど、お金を払ってまでというのはちょっとネックになるよな~と思って無料のところを探して見ました。ご興味のある方はちょっと下のリンク、クリックしてみてください。

   

2010年8月13日金曜日

こんな面白いものみつけました!

遺伝子テストでIQ、EQ、音楽、絵画、ダンス、運動の6分野、41能力をチェックしてくれるんだそうです。レポートは約60ページ。子供の潜在能力が分かり、英才教育が可能になるとか!?

結構高いんですけど、個人的には自分の能力を調べてみたい気が・・・ご興味のある方は下のバナーリンクをクリックしてみてください。

2010年8月12日木曜日

経営学のお勧め本

ビジネススクールまで行ってかじった経営学。最近は寺子屋に関わっている事もあり、ついつい色々読んでいます。

まあビジネススクールとかで教える内容はこむずかしいと思われがちですが、実はふたを開けるとそんなこともなく、ごくごく当たり前の常識を教えているだけ。じゃあ何をやっているかと言うと、常識を論理的に教えられるので、体系的に大きい視野で色んなことを考えれるようになるようにトレーニングされるわけです。

実際には教わる教科自身より、それを学ぶことという経験を通して学ぶほうが多いともいえます。レポートの書き方、議論の仕方、論理的な物の考え方、人との接し方、ポイントをつかむ文書の読み方(母国語でない場合特に!)、時間配分(いわゆるタイムマネージメントっていうあれです)まぁざっとあげてもこれ位。まぁ各教科400ページ以上の教科書というかビジネス書を延々と読まされるわけですから、要領がよくないとやっていけない訳です。

まぁそういう生活をフルタイムで仕事しながら2年も続ければ、あれだけ嫌だった「英語の文書を読む」というのもそこそこできるようになり、最近は暇もあるので経営学の本(原書)を読みながら色々組織改革、意識改革などを妄想している今日この頃。

で、そのきっかけとなった本がこれ。
実は今、日本でかなり売れている本らしいです。日本の友達が送ってくれて読んだのですが、これがなかなかいい。経営学の基本の部分はいかに人をやる気にさせる組織を作れるかと言うところに行き着くと思うのですが、それを分かりやすい高校野球という例を使って書いてあるんです、この本。

経営学と言うとどうしても「会社組織」として考えがちですが、この高校野球のチームだけでなく、社会組織の中に存在するグループであれば、何にでも応用できるわけです。例えば、学校や習い事の先生が如何に子供にやる気を出させるか、町内会での付き合いをいかにスムーズにするか、ボランティアのグループでいかに効率よくイベントを成功させるか、などなど人が集まってグループが出来ればどこにでも使える考え方がいっぱい詰まってます。

分かりやすい例を使ってあるので、色々自分の私生活も考えることができますが、高校生くらいならもうこれを読んで自分で何か考えてアクションを起こすことが出来ると、最近の高校生を見てると思います。というわけで、ぜひ読んでみてください、この本。
  

2010年8月11日水曜日

ブログ

なんだかんだ言って、続いてるこのブログ。読んで頂いている皆様のお陰です。続くかしら?と思って始めて、途中でやめようかなぁと思ったこともあるのですが、やっぱり続けてると読んでもらっているものなんですね。ありがたいことです。

そういえば最近、知り合いから変なメールをもらって「なんかおかしいな?」と思ったのにも関わらず、つい開けちゃったんですね、そのメール。そうしたら一斉に私のメールアドレスから同じメールが送付されたみたいで結構あせりました。昔の仕事関連の人のメールとかも入っていたので。ま、会社の場合、サーバーでハネられるはずので、特にその問い合わせがなくてホッとしました。あ、ちなみにウィルススキャンをしたけど、ウィルスではないみたいなので、私からオランダ語で変なメールを受け取った方はそのままゴミ箱へ捨ててくださいね。すみません。

でもそのお陰で昔の友達と連絡が取れ、なんだかちょっと嬉しかったです。なんと2年ぶりにお互いの近状報告をしたみたいです。で、2年もあるといろいろニュースがあるんですよね。でも、メールに書ききれないし、そういう時にこのブログのリンクをそのまま貼ると一気に近状報告ができちゃうという。こういうことは前にもあって、久々の友達との会話には最近このブログが欠かせなくなってきてます。

ブログが続かない理由は意外と自分だけが発信してると思って「何でこんなことしてるんだっけ、私?」とか思うから、途中で面倒になって止めちゃうんだと思います。意外とコメントとか書き込みに勇気がいったり、書き込みの仕方が分からなかったり。でも続けてるとメールとかFacebookでコメントもらったり、会った時に「楽しみに読んでるから」とか言われて、自分が思っている以上に読者が要ることに驚く今日この頃。ということで、「ブログ始めようかどうか迷ってる」とか「続けようかどうか迷ってる」とかいうのを最近よく聞くんですが、

がんばって続けたら楽しいよ

という応援エールをこの場を借りて送りたいと思います。ちなみに最近、ブログの設定とかデザインをいじっている私。元々PCいじりが嫌いではないので、ついつい何時間もかけて広告をつけてみたり。程々にしないとまずいな・・・

2010年8月10日火曜日

オレンジケーキ

体力がまだ完全に回復してないせいか、まだまだ疲れやすい日々が続いています。そういう時にどうしても食べたくなるのが、甘いもの。実のところ、砂糖は体には毒なのでとらないほうがいいそうですが、やっぱり食欲には負けます・・・

ということで、またまた昨日もケーキを焼いてしまいました。だから「疲れるんだろ!」と言われると返す言葉がないのですが、それでもおいしいケーキが食べたくて、どうしても出来合いのものを口に出来ないんですね~。というわけでがんばって作ったケーキの作り方がこちら。

材料
バター250g
卵4個
砂糖160g
オレンジ1個
薄力粉160g
パウダーシュガー適量
オレンジリキュール(コアントローなど)
ピスタチオナッツ適量

作り方
1.バターを鍋に入れ、強火で焦がし、濾しておく。
2.パウンドケーキ型に油(料理用のあるものでOK)をさっと塗り小麦粉をふっておく
3.オレンジの皮の表面だけをすりおろし、卵と砂糖をあわせて、泡立てる。(生地を持ち上げた時に落ちてきた生地の跡が残るまで)
4.3.の卵生地にオレンジの絞り汁と小麦粉を加え、さっくり混ぜ、最後に1.のバターを加えて混ぜる。
5.2.のケーキ型に4.の生地を流し、160度のオーブンで45分焼く。
6.焼きあがったら型から出して、さっとオレンジリキュールを表面に塗っておく。
7.パウダーシュガーを少量のオレンジリキュールで溶いてアイシングを作り、さめたケーキにかけ、刻んだピスタチオナッツを飾る。

元々このレシピ、どっかの雑誌でレモン味で出ていたものですが、家にオレンジしかなかった時にオレンジで作ってみたら、レモン味よりおいしかったので、それ以来我が家ではパウンドケーキと言えばこれを焼いてます。あと実際のレシピでは、焦がしバターの最後の分量を量って云々と結構面倒だったので、適当にバター1パックを使ってます。実際には焦がしバターにすると分量が減るので、実際には粉とか砂糖と同じくらいの脂分になるようにすればいいと、勝手に解釈しています。なので、バターが足りないときは適当にサラダ油とか入れて焼いていますが、そうすると結構軽めのケーキになり、それはそれで美味ですよ。

2010年8月7日土曜日

ウィッグ

先日髪の毛の話があったので、そのついでにカツラの話を少々。
実は病気で髪の毛がなくなる人の為の「医療用カツラ」なるものが存在します。値段はピンからきりまであって、人毛でカスタムメードとかだったりすると100万円以上したりします。当然、庶民には手が出ない値段だし、抗がん剤が終わって髪が延び始める間の大体半年~1年程度の着用を考えると普通出せてまぁ数万円が限度額でしょう。

オランダはその点、医者に一筆もらえると保険が一部おります。保険にオプションをつけておくともらえる金額がさらに上がります。私の場合、3~4万円程度もらった記憶があります。ということで、自己負担が数万円になるカツラを選びました。

最近のカツラはよく出来ていて、ナイロンで出来た偽物の髪の毛も見た目には本物と分からない位。さらに根元も丁寧に作ってあるので、自分で「カツラをかぶっている」と言わない限り、誰も分かりません。とはいえ毎日かぶっているとやっぱり半年位すると、毛先が縮れてきて(ちょうど髪を火であぶった感じ)駄目になってくるんですね。その時点で既に髪は生え始めていたし、そんなに必要はないんだけど、スーパーショートだと髪型が決まってしまって退屈なのと、寒いのとで、「お手軽なカツラがないかなぁ~」と思っていた時に美容師さんに薦められたのがファッションウィッグ。

医療用ウィッグとファッションウィッグの違いは毎日の使用に耐えられる質かどうかというだけ。要はファッションウィッグを毎日使っていると1ヶ月もするとボロボロになってしまうよ、ということです。でも時々出かける時の気分転換に使うくらいなら、こちらでも全然OK。さらにいいのが、値段がお手ごろで数千円単位からあるし、ヘアスタイルもショートからロングまでなんでもござれ。ストレート、大きめカール、小さめカール、レイヤー、斜めカット、まっすぐ、などなど。さらにそのそれぞれのスタイルに数色あるんです。黒、濃い目の茶色、明るめの茶色、金髪、黒と茶色のミックス、濃い目の茶色と明るめの茶色のミックス、黒に茶色のハイライト、とかってあるんですよ。すごいでしょう?結局選びきれなくて、ロングとミディアムの二つを買ってしまいました。

気分によって、カツラをかぶったり、かぶらなかったり。人によっては会ってすぐロングだったのが次の時にはスーパーショートになってたりしたので、「あ、髪切ったの?」と言われる始末。さらに、ちょっとブラッシングするだけでスタイルができあがるカツラは意外と手間いらずで楽なんですよねぇ。ということでこのファッションウィッグは、ほぼ100%の確率でどの女性からも「え~、私も欲しい!」と言われた優れもの。日本のネットショッピングだったので、オランダ人からは「お金は払うから、私のも買ってよ。」と頼まれる始末。日本人にもサイトを教えてと頼まれたこと1度や2度ではないので、ここに私が買ったネットショップ(超お勧め!)のリンク、 ファッションウィッグ ぐらっちぇ をくっつけておきますので、みなさんお試しあれ~

2010年8月6日金曜日

フルート 続き

ここ最近、真面目にフルートもさらい始めました。初日は体力的にもかなりきつかったものの、だんだん長時間吹けるようになり、音もだんだん戻ってきています。子供の頃には大嫌いだった色んな音階盛りだくさんの練習曲(タファネル/ゴーベール : 17のメカニズム日課大練習/ルデュック社フルート教本)もやり始めると、「あれも、これも」と気になるところが出てくるので、ハマって練習してます。

練習しながら思うに、音色と音程を作る楽器では、音階みたいな基礎に費やす時間が相当いるということ。そういえば、音大時代にバイオリンの子が言っていたのが「練習のうち半分以上は音階」と。今になってそれがよく理解できます。(ちょっと遅すぎるか!)子供の頃はその重要さが分からず、嫌々やらされてると思っていましたが、大きな間違い。そういうことがもっとよく理解できてたらもうちょっと真剣にフルート吹いてたのかなぁと思ってみたり。

子供の頃にかなりレッスンは受けた(6~7年?)ので、ある程度のテクニックはそこそこ覚えているんですね、やっぱり。なので自分の耳を使ってさらえば、かなりのレベルまで戻せるかもという感覚はつかめてきています。というか、耳だけは肥えているだけに気になるところがありすぎて、自分で相当吹き込まないと、レッスンなんて行くだけ無駄っていう気になるんですよねぇ。いいんだか、悪いんだか。でもこの際、しっかり練習してそれより上のレベルになれば、ソナタとか室内楽が出来て楽しそう!という野心までむくむくと育ってしまって困ってます。

元々はまりやすい性格なので、今回もどっぷりその兆候が。ここ最近毎日のように図書館通いをしています。地元ユトレヒトの図書館は年会費さえ払えば、CDも楽譜も借りたい放題。勿論、経営学関連の本とかも借りてますが、メインは音楽。フルートソナタとかも探してみると、結構知ってる曲がいっぱいあってびっくり。これはバイオリンソナタをフルートでも吹くことが多いことからで、そういえば弾いた曲(ピアノパートと言う意味ですが)が盛りだくさん。その昔、バイオリンソナタを弾いてる時に「フルートでも吹く」と聞いてたなぁと。かなり遠い記憶ですが・・・丁度バイオリンとフルートの音程の幅が大体同じくらいなんでしょうね。こうやってフルートで聞くとそれはそれでちょっとバイオリンとは違っていいんですね。フランクのソナタを弾いていた頃はフルートバージョンを聞いて「え~」とか思ってましたけど、今回認識をちょっと改めました。ちなみに「のだめカンタービレ」で黒木君が吹くいぶし銀のモーツアルトオーボエコンチェルトは、フルートでも吹きます(フルートコンチェルト2番)。オーボエはハ長調で、フルートはニ長調ですが。ついでにYouTubeのリンクを。このリンクはゴールウェイのものですが、個人的にはもうちょっと中性的なパフの演奏が好きです。こちらが私が借りたCD。


ということで、「室内楽はピアノでもフルートでも出来ます」なんていう日が来ると楽しそうだなぁとニヤニヤしている今日この頃です。(←ちょっと野心大きすぎか?)

2010年8月5日木曜日

四川人直伝の本格麻婆豆腐

そうなんです、学生時代の友達がなんと四川人。何度も何度も作って食べさせてもらいました。とにかくおいしくて、延々と食べ続けられるくらい。しかも、調理時間はそれこそカップラーメンが出来る時間で出来てしまいます。お肉が食べられない私用なので、ここでは肉抜きのマクロビ麻婆豆腐です。簡単でヘルシー、超お勧めです。

材料
花椒(なければ山椒で代用できます)
サラダ油
にんにく
チリペースト(豆板醤など最低2種)
豆腐
中華醤油
砂糖と黒酢(隠し味程度の少量)
水溶き片栗粉
ごま油
ネギ

作り方
1.花椒を煎って、すり鉢かミキサーなどで粉末にする。
2.にんにくをみじん切りにして、サラダ油をいれたフライパンで炒める。(どうしても肉入りがいい人は醤油と片栗粉少々で下味をつけたミンチ肉をこのタイミングで入れて炒めてください。)
3.チリペーストを加えて、少々火を通してから豆腐を入れる。
4.水をちょっと加えて、醤油、砂糖、酢で味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつけたら火を止める。
5.最後にごま油、小口切りのネギ、粉末状の花椒を散らしてできあがり。

今日はご飯に乗っけて、麻婆丼にしてみました。いや~、おいしいお昼でした。満足、満足!
ちなみに中華料理を本格的に作りたい場合は、ウーウエン先生の本がかなり良いです(別の中国人の友達曰く「なんでこんな本がいるの?これだったら本なくても誰でも作れるでしょ」って言う位、中国では普通に食卓に並ぶ料理の数々が載ってます!)。こちらで探してみてください。本検索のリンク

2010年8月2日月曜日

フルート

実はその昔、フルートを吹いてました、私。始めたのは、近所のお姉さんがフルートで音大に行っていて、それにあこがれたから、という簡単な理由。あれは確か9歳とか10歳とかでした。管楽器の中で人気ダントツのフルートはそれでも皆さん始めるのが大体中学校の吹奏楽部とかで、そういう意味では私はかなり若いうちから始めた数少ない子供だったようです。

すでにその頃ピアノはかなり弾けていたので、単旋律(ピアノのように和音がない!)のフルートは音の出し方さえ覚えれば、結構簡単に吹けるようになっちゃえた訳です。まあピアノのおかげで指もそこそこ回るし、楽譜も読めるし、ってだけの話だったんですが、習いに行っていたフルートの先生はそこに「ない才能」をなぜか見出してくれて、「音大行くならピアノじゃなくてフルートにしたら?競争率はピアノより低いし、今からやれば絶対大丈夫」と。ところが超あまのじゃくな私、「才能がない」と言われたピアノのほうを「なにくそ」と頑張り、「若いのにこんなに吹けてすごい」と言われたフルートは全然練習せず、毎回レッスンは初見状態。それでもなんとかなってしまった所も原因ですが、曲を吹くより前に自分で音や音程を作らないといけないフルートはすぐに吹いて音楽を楽しめないという初歩的なところで躓き「ピアノの方がいいや」と結局中学の吹奏楽部卒業と同時に辞めたのでした。

ただ中学の吹奏楽部は結構真面目にやっていたので、その時に一生物になるからとちょっと高めの2代目のフルートを親に買ってもらったんですね。まぁ、ピアノに比べればフルートのいい楽器って言ってもたかがしれてますが、それでも結構いい値段はしていた(つまり、子供のおもちゃを買う値段ではないって事で・・・)ので、それをそのままお蔵入りにさせていたので親は結構根に持っていたのは事実。数年前に実家に戻った時にそのフルートをみつけて、オランダに持ってきてそれで1、2回吹いただけで、またもやお蔵入りにさせていました。。。

まぁそういう過去があってすっかりフルートの事は頭から消えていたのですが、昨日ひょんなことから昔のバイオリンの先生と電話で話す機会があって、彼女に言われたのが「あなた、今フルート吹くとちょうどいいじゃない。いい運動になるわよ。」確かに!これほど楽しい有酸素運動はありませんよ。フィットネス行くより、ジョギングするより楽しい有酸素運動!思い立ったが吉日と、昨日早速楽器をとりだして吹いてみました。結果は・・・かなり散々。

昔取った杵柄とはよく言ったものであれからすでに20年も経過しているのだと言う事実をしっかり確認しました。。。高音は殆どでないし、しかも肺活量がなさ過ぎてフレーズ全然続かないし!さらに最高音の数音は指使いが結構特殊なんですが、それもすっかり忘れて「あれ?どうだっけ」の連続。ということで、これからしばらくちょっと続けてみたいと思います。ま、これだけチャレンジングな状況だと多分続くことでしょう。目標はプーランク辺り吹けるようになってみたいですね。ま、本当は室内楽をピアニストとしてやりたい(プーランクのトリオとかシックステットとか)のですが、フルート吹いてればそのうちそういう機会もそのうちできるかな?と思ってます。さて、今日は図書館にフルートの楽譜でも借りにいくか。

2010年8月1日日曜日

天然パーマ

抗がん剤で髪の毛が抜けることは周知のことですが、その後生えてくる髪の毛については意外と知られてないので今日はそのことについて。

抗がん剤が始まった時、癌患者の先輩友達に「あぁ、心配しなくても大丈夫。抗がん剤終わったら、前よりきれいな髪が生えてくるから。楽しみにしててごらん。」と。去年の7月に最後の抗がん剤を終えて新たに髪の毛が生え始めたのが8月。数ミリの長さの時には気付かなかったのですが、延びてくると柔らか~いふわふわの毛がなんだかクリンクリン。そう、天然パーマになってました。

癌患者の為のリハビリに通って、癌患者仲間と話をして気が付いたのが、みんな天然パーマになっていること。元々カールのあった子はもっとカールがきつくなったとか。さらに西洋人は金髪やら茶髪やら色もそれぞれなんですが、それも変わるとか。私の場合、元々色素が薄くて茶色がかった髪だったのですが、ちょっと濃くなってこれで胸をはって「黒」と言えるようになった位の違い。

知り合いの美容師さん曰く、天然パーマかどうかは毛根の形で決まるそうです。なのでもしかしたら抗がん剤の影響で毛根の形が変わるのかもしれません。人によっては時間と共にカールは消えると言う話でしたが、元々ストレートで全然癖のつかなかった髪だった私はこのカールを持続させたいのが本音。(といっても本人の努力でなんとかなるものでもありませんが・・・)昔はパーマをかけたこともありましたが、それも美容師さん曰く「美容師泣かせの髪ね。癖がつきにくいから長めにパーマ液につけておかないとパーマはかからない。でもそうすると髪が弱くて傷んでしまう・・・。もう、パーマやめたら?」って。ということで、大き目カールのロングヘアお嬢様風(←おい、いい歳だろ!)にしてルンルン歩くのが今の夢です!ちなみに今は中途半端に延びて収拾がつかなくなった天然パーマはあえて言うなら「ライオンのたてがみ」!?