2009年12月31日木曜日

編み物

最近、暇に任せて色々編んでます。で、編み物熱が復活。昔からこまごまと編んでいたので、手編みのものがそんなにすごいという意識は無かったのですが、どうやら世の中ではすごいらしい。

今年の年明けにフランスの友達宅で編んだベレーは、ショートカットになって以来かなり愛用していますが、これがめちゃくちゃ評判が良くて、すでにこれまで2つ編んで人にあげて、さらに欲しい人が増加中。というわけで、自分の物は既にいるものがないので、人のものを編んではあげる、編んではあげるというのが当分出来そうで、喜んでます。

帰省中は母親のセーターを編む羽目になり、今はそれにかかりきり。おかげで、少々手伝いをしなくても無罪放免になるという特典もあり、今のところ喧嘩もせず平穏無事な実家。意外と編み物って使えるわ~っ。

ベビーブームの私の周りにもプレゼントを買うのではなく、編み物で済ませちゃえ!という持ち前のケチ根性で、ついついベビー用の編み物本までゲット。そういう意味では日本は何でもあるんだな~。あまりにも可愛いので、日本にいる間にでもすぐ編んで姪っ子にでもあげよっかなぁ。。。というわけで、時間が有り余るはずの日本旅行も意外とやることができて忙しくしてま~す。

フォト婚

友達のフォト婚に無理やり招待させ、無理やり出席しました。ずっと日本にいないので、結婚した友達の結婚式なるものに参加したことがなかったし、友達の花嫁姿が見たかったというのが理由。でも、無理を言ってよかった~~~。結婚式なるもの、周りまで幸せにするパワーがあるというか。

最近は人の写真を見る機会が多く、私もフォト婚してみようかなぁとなんとなく思っていた矢先だったので、ついでにフォト婚のあったスタジオでそのまま資料請求までしちゃいました(苦笑)。広島なら宮島でなんて簡単に思っていたのですが、あそこは人気が高すぎて結婚式でないとだめらしい。。。ということで、縮景園あたりを今考えてます。http://shukkeien.jp/

で、ついでにその話を両親にしたら、もう結婚はしないと思っていた私からそんな話が聞けるとは思っていなかったようで、「じゃあ、モーニングを着ようか」なんて張り切って言い出す父親。。。えっと、フォト婚だから私と彼だけの写真じゃないんだっけ?って感じでちょっとびっくり。「お金は出すから」なんていって、超乗り気。。。う~ん、簡単に済まなくなりそうでちょっと困った。。。

胃カメラの検査結果

検査結果を電話でうちの彼が受けてくれたそうで、結局異常なしとのこと。ほっっっ。

とはいえ、依然、動物性蛋白質があまり食べれないので、外食時はかなり気を使います。。。(というか、みなさんに気を使わせてます。。。)その点、日本食は野菜が多いのでやっぱり楽ですね。

2009年12月17日木曜日

胃カメラ 12月16日

今日は、内臓検査の為胃カメラを飲みました。これは血液中のビタミン値が低いのは、食べ物だけでなく、腸になんらかしら問題があって吸収できてない可能性もあるからとのこと。なので、胃カメラといっても胃からさらに小腸までカメラを入れ、そこで小腸の組織を取って培養検査をするのです。

胃カメラを飲むのは大変と聞いていただけに、小腸までと聞いてぎょっ。内科の担当医が「吐きやすい体質?」と聞いてきたので、「子供の頃からよく吐いているので、吐くのは得意です。」と答えたら、「じゃあ麻酔で眠らせてあげる。それなら何も感じないから」と。

昨日の夜12時からは飲まず食わず。検査は14時からだったので、かなりの空腹感。お腹がすくのはまあ我慢できるとして、やはりのどが渇いても水が飲めないのは辛いですね。というか条件反射で水の入ったグラスをつかんでいて、気がつくの無意識に水を飲もうとしている。。。これってやっぱり本能なんでしょうね。

で、病院にいくと早速注射針をさされ(これまた抗がん剤のせいでまたまた3回もさされてやっと入ったのですが)、左を下にしてベッドに横寝状態になり、口には歯を傷つけないようにマウスピースを入れられ、そこからカメラを入れるんだなぁ~とか思っている間にあっという間に麻酔が効き、目が覚めたらすで病室でした。口の中に変な後味がある以外、何も感じることもなく「な~んだ、何も感じないや。」と思ってたらまたそのまま寝てました。で、結局2時間程度ゆっくり昼寝をさせてもらい、そのまま釈放。別にすぐに何を食べても飲んでも良い、といわれていたので、家に帰って早速チョコをかじり、先日焼いたアップルケーキをぺろりっと平らげました。

というわけで、思ったより全然楽な検査でした。さて、結果はなんと出るか。。。

2009年12月16日水曜日

ウィッグ

抗がん剤で髪がかなり抜け落ちたのは既に半年以上前。毎日すごい量抜けて、起きたら枕にごっそり髪の毛がついているし、シャワーの排水溝は真っ黒で水が流れなくなる程。手櫛を入れるとそうめんの束くらいが毎回抜けるんです。いい加減、掃除が嫌になって、きれいさっぱりそり落としたのが4月の頭。それからはずっと医療用カツラで過ごしてました。ハゲなのは尼さんみたいであまり気にならなかったんですが、そのまま外に出ると「癌です」という看板をしょって歩いている気分になるのが嫌だったので。

抗がん剤が7月に終わり、7月末からどんどんまた髪の毛が生え始めて、既に数センチ。そろそろカツラも飽きてきたし、スーパーショートヘアーです、と言えるくらいは伸びたので、カツラをかぶるのをやめたのが10月末。でも、ここまで短いと何も出来ないからやっぱり2ヶ月もたつとこのショートにもはっきり言って飽きが来ていました。「またカツラでも買おうかな~」となんとなく思っていたところ、美容院のお姉さんと話をしていたら「Onlineで色々買えるよ」と教えてもらったのです。

初めは教えてもらったサイトだけを見ていたのですが、どうもあまりいいものがない。で、思い出したのが、初めのカツラを買ったお店で聞いた「殆どのカツラはアジア産」と言う話。それなら、と思って日本語で検索したら、あるある!とにかく色んなスタイルがいっぱいあるし、各スタイルに色が最低5色はある。黒、ナチュラル茶、茶、ライト茶、ブロンド、黒とライト茶のハイライト、黒と茶のミックス、なんて具合。さらに耐熱のものもあって、そうなると自分でスタイリングも可能だったりする。いや~、やっぱり日本は進んでる!さらに、かなりお手ごろ価格というのが嬉しい。

実は、初め買ったカツラは医療用カツラ。選んだのはナイロン製のものだったで、ミドルクラス。それでも値段は約600ユーロ(8万円弱)もして、これが本当の人毛だと1000ユーロ(13万円)とかになる世界なんですね。さらにカスタマイズで作るとこれが100万円とかになったりするんです。これがなかなかカツラに手が出せない大きな理由になるんですが、私が見つけたオンラインショップでは3千円くらいからあるんです。いや~、嬉しいですね。ということで、早速ショートとロングの2種類もオーダーしてしまいました。さて、似合うかな?

栄養士 12月2日

血液中のビタミン値が低いので、内科から栄養士に送られました。出てきた栄養士は若いお姉ちゃん。大丈夫かいな?と半信半疑でとりあえず問診に回答。

要は口頭で普段食べているものとその量を簡単に言うだけ。で、彼女の出した答えは「脂肪が足りないから、バターとかマーガリンを必ずパンに塗りなさい」って。普通、コレストロールが高くなるからこの手の脂肪はとるなというのが常識。そこで反論したところ、「でもあなたは脂分を取ってない」と。そこで普段食べているものをさらに詳しく説明して反論。つまりところ、彼女の頭の中では料理名を聞いただけでその中に何が入っているか知らないんですね。全くもう!

さらに「果物を取ってない」って。これは「果物ジュースを飲んでる」と言ってるのにもかかわらず。そこで、ジュースは出来合いのパックのではなくて自分でちゃんと果物を何個か使って作ってるとまで言わないと分からない。さらに「ビタミンAをとってない」とも。なので、食べてる野菜を一々説明してそれで十分かどうか聞かないと駄目。「一体何なの、この栄養士は!」というのが正直な感想。結局自分の知識内で十分対応できてるし、あまり役に立たないアポでした。やれやれ

歯科

白血球がもとに戻ったので、半年ごとの歯のチェックアップに行ってきました。これまで虫歯0を誇っていたのですが、なんと今回初めて永久歯に虫歯があったのです!結構ショック。。。

実は、抗がん剤をはじめてからちょっとおかしいかも!と思ったことがあって気になっていたのですが、やっぱり。歯医者に言わせると抗がん剤の影響とは考えられないとのことですが、これまで全然虫歯とは縁がなかっただけに、抗がん剤の副作用で白血球が以上に減り、バクテリアに対する抗体が弱っていたとしか思えないんですね。さらに、もっとショックなニュースはその虫歯になった歯が死んでいると。インプラントをする必要まではなかったのですが、当然死んだ歯を使えるように治療をする必要があると。

歯医者では歯が死んだ理由は矯正をしていたからと言われたのですが、矯正もする歯医者の友達に言わせると矯正で歯が死ぬなんてあまり考えられないし、理由は他にもあるはず、と。歯が死ぬほどの圧力をかけたところで、動かない歯は動かないので。いずれにしろ、リテーナー(矯正した後の歯が動かないように裏から固定する金属)のとめ具が外れていたので、矯正歯科にも行ってクレームをしたのですが、やはり私の歯医者の友達と同様、矯正だけで歯が死ぬとは考えにくいと。この矯正歯科医のクレーム処理の態度が余り良くなかったので、頭にはきたもののクレームをしたところで死んだ歯が戻ってくるわけではないし、歯1本にエネルギーを費やすのもばかばかしいので、結局泣き寝入りです。

後日、歯医者から請求書が届きました。保険でカバーできるのを除いた自己負担額は150ユーロ(約2万円)。痛い出費です。