2012年4月29日日曜日

クマママの胆石

数ヶ月前からなんとなく不調だったクマママ。自分で色々調べて

もしかして胆石???

その後、ホームドクターに行ってすぐに病院送りとなり、検査して1週間後には手術ということになりました。

やっぱり、この手の対応はオランダって早いわ!

と思うほど、あれよ、あれよと決まってしまい、検査後は「手術なんて絶対怖くて嫌だから、しなくていい方法を聞くから」とか言ってびびりまくってたのに、怖がる暇もなくあっという間に入院、手術、退院となりました。

手術といってもお腹にちょこちょこっと穴あけて石を取り出すだけの話。これまで手術台に何度も乗ってきた私に言わせれば手術ってうちに入んないでしょ程度のレベル。とはいえ、本人にとっては始めての全身麻酔と手術。やっぱり大事な訳です。

ということで、話を聞いてあげたり、病院への送迎、退院してからの世話、などなどをクマと二人でやってます。といっても別に何かしなきゃいけないって程の重病患者でもなく、一人でほとんど何でもできるので、重いものを持たせないように買い物して、健康的な食事を作ってあげる事くらいですが。

なまじっか元気なので、来客が多くてはしゃぎすぎたりしないように目を光らせておく方が大変だったりします。ま、介護が必要とか言う訳でないのでこっちもなんとなく休暇気分だったり?

とはいえ、うちとの往復の合間に用事を済ませたり、でかけたり、と面倒ではありますね。就活の真っ最中でもあるので、そう長逗留はできないのですが、ここまで元気なら早々に家に帰るかな?とも思ってます。

ということで、ちょっとばかりドタバタしてメールやSNSをサボってますが、とりあえずそういう理由ですので、ご了承頂けると幸いです<(_ _)>

2012年4月24日火曜日

尊厳死

国によっては自殺幇助となりかねない尊厳死。オランダではある一定条件をクリアできれば認められています。詳細はきちんと把握していませんが、延命処置をしないという死の迎え方が受動的な尊厳死なら、自分の最後の日を決めて注射してもらって死を迎えるのは能動的な尊厳死と言えると思います。

大抵の場合オランダで『尊厳死』と言うと後者の方を指し、尊厳死を決意した場合、家族、親戚、友人などに知らせます。個人主義が徹底しているオランダでは、どんなに逝って欲しくないと思っていたとしてもあえて反対することもなく個人の選択を尊重し、お別れに行きます。もう治らない重病の場合でないと尊厳死は認められませんから、死期が数日後で分かっているか、或いは1ヵ月後位のいつかの違いしかないことになります。そういう訳ですから、反対もなにもありませんが。


尊厳死の是非は今回は触れませんが、今日はその知らせを受け取りました。尊厳死を選んだのは、癌患者仲間の一人。以前にも彼女について触れていますが(ブログ記事はこちら)、乳癌が転移してとうとうこれ以上の治療は無理ということになったようです。まだ10代の女の子がいる彼女はまだ40歳代だったはず。1日でも長く子供と一緒にいたいと思うものの、一人でもう歩くこともできず、トイレにも行けない、ご飯も自分では食べられない状態で、これ以上もうがんばれないという結論だったそうです。

今回彼女からの指示で私に電話をくれたのは、彼女のパートナー。彼女の気持ちは本当によく分かるし、自分が同じ立場だったら多分同じ選択をしただろうと思うものの、そんな彼女を最後まで支えながら彼女の死を受け入れなければいけないパートナーの気持ちを考えるとなんと言葉をかけていいのか分かりませんでした。

癌という病気、早期発見すれば治ると最近は言われていますが、それでもまだまだそんなに簡単に治る病気ではありません。再発するかもしれないし、しないかもしれないけれど、そのコントロールは誰もできないし、助かるかどうかは神のみぞ知るといった所でしょうか。勿論、健康な人だって自分の寿命を知ってる人はいない訳ですけど、こんな知らせを受けても自分に何かできるわけでもなく、人生ってほんと儚いなぁ・・・と思い巡らす夕べになりました。はぁ・・・(*´Д`)=з

2012年4月3日火曜日

4月1日、ハーレム、ジャパンイベント

あれは2月頃だったのでしょうか。ある日オランダ人の方からメールを頂きました。「花見イベントを考えているのですが、その時に震災関連のことを何かやってもらえませんか?」という内容でした。日本から支援商品や、写真展用の写真、書などイベント用に色々送って頂いていたこともあり、早速打ち合わせをしてJHKからは写真展、支援グッズの販売をさせて頂く事になりました。

元々は、日本からたくさんの打ち掛けを手に入れた人が「これらをどうにかしてたくさんの人に見てもらえないか?」とこのイベントの主催者に相談したことから始まったようです。そして打ち掛けのファッションショーをしようということになり、それなら日本関連の色んなこととあわせてジャパンイベントにしちゃえ的な?(笑)

打ち掛けファッションショーの他に、着物や帯の生地を使った服や商品の紹介、生け花、盆栽、墨絵、書道、お寿司の実演販売など、楽しそうなイベント内容になりました。主催者曰く「日本文化って本当に色々あって面白いことがたくさんできると思うんだよね。でも、去年の震災もやっぱり日本のことだからそれを含めてちゃんとジャパンイベントという形にしたいんだ。」と。ほとんどのオランダ人にとって、震災はすでに忘れてしまった遠い昔の過去。それでもこうやって覚えてくれていて、その為に何かしようとしてくださる方もいらっしゃるというのは、ありがたいなぁと思いました。

場所はハーレム(首都アムステルダムより西へ車で30分程度の所)にあるインテリアショップ。1200平米とか言っていた(?)かなり大きなお店は、色んなイベント会場としても使われている模様。今回はお店の売り物テーブルの上に商品を並べ、かなり高価な売り物の椅子にどっしり座らせてもらって商品販売してました(笑)

イベントの模様の写真のスライドショーはこちら↓↓↓



また今回も雄勝石復興プロジェクト(詳細はこちら) への寄付金を集めることが目的でしたので、またまた雄勝石と関連のある書道と抱き合わせでの参加。ユトレヒトとアムステルダムから書道ができるという方達にご協力頂いて、ワークショップ兼、デモンストレーション。支援グッズのひとつであるさらし布きんには赤くて四角い判が押してあったことから、布きんに文字を書いて家で飾るという形でプレゼンして頂いたら、これがとにかくウケまして・・・。布きんも売れるし、書道のワークショップも人だかりという嬉しい状態。中には2日前に結婚したという方がいらっしゃり、結婚記念に二人の名前と日付を書いてもらって喜んで帰っていかれました♪

今回のイベントは場所がよかった、日もよかった、天気もよかった、主催者の腕もよかった、イベント内容もよかった、などなどの好条件に恵まれてかなり大勢のお客さんに恵まれました。そして私はイベントが終わるまで知らなかったのですが、このイベントに出店された方は売り上げの一部を任意で雄勝石復興プロジェクトに寄付してくださいと主催者から言われてらっしゃったとのこと。本当にありがたい心遣いで、感謝しても感謝しきれません。

そして写真展も書道のワークショップもお客さんに本当に喜んで頂けたことから、「また何か次のイベントをしようよ」というお声がけをイベント会場を提供してくださったお店のオーナーや、主催者にも言って頂き、 これから先につながりそうな予感です。てか、職探しが先なんて言ってましたが、イベント会社でも立ち上げた方がいいんじゃないの?状態ですかね( ̄o ̄;)

2012年4月1日日曜日

キューケンホフ公園

という所が先週末に開園しました。ここは多分オランダで一番有名な公園ではないかと思います。何がすごいかってお花。そう、オランダはチューリップを代表とする花の輸出で有名な国なんです。そしてこの公園では色んな種類のお花が植えてあって、いわゆる花の展示会場みたいなものです。

ということで、花が咲く春しか開園しません。そして毎年、観光客がわんさか押しかけるんですね。家からちょっと遠いこともあって、オランダにかれこれ16年もいながらまだ行ったことがなかったキューケンホフ。「今年こそは絶対行こう!」と決めて、無理やりご近所さんを誘い、クマもついてこざるを得ない状況を作り出し(笑)、行ってきました!

残念だったのはやっぱりちょっとまだ早かったので、チューリップはあまり咲いておらず、ヒヤシンスや水仙がメインでした。それでも、オランダらしいお花のカーペットはいたる所で見ることができ、なかなか満足のいくお出かけになりました。

せっかくだからとクマのプロ用一眼レフを借りて、写真を撮りまくり♪ 写真には疎いんですが、それでもなんとなく感覚で撮ってるといい写真の1枚や2枚あるもので、結局選りすぐってもすごい量の写真になってしまいました。ので、下のスライドショー↓↓↓で雰囲気だけでもお楽しみくださいませ。