2010年1月28日木曜日

オランダでの14回目の誕生日

13年半前にオランダに来て初めて迎えた誕生日の朝、「もう23歳だぁ!」と思ったのを懐かしく思い出しました。「いや~、若かったな。あの頃は!」というわけで、今年もまた無事に誕生日を迎え、とうとう年女で本厄の36歳になりました。

今年は時間もあるし、ちょっぴりオランダ式に誕生日をしようかと思い、友達に声をかけて、家に来てもらいました。そうなんです、オランダ式の誕生日は、自分で人を招いて、色々接待して、みんなに祝ってもらうのです。

とはいえ、いつもなら会社に持っていっていた手作りのケーキは同僚の頭数だけ必要だったので、それに比べれば今回はたったの2つ。ブラウニーとオレンジケーキ。あとはコーヒー、お茶、ジュース類などの飲み物とクラッカー、ナッツなどのスナック類。遅くなった時の為に、夜ご飯で広島風お好み焼きが出来る準備だけして待機。

結局、近所に住んでいる友達の家族全員、同じアパートのおじさん、アムスの友達カップルが来てくれて、私たちを含め9人。結局、みんな夜ご飯まで食べていってくれました。

とにかく狭いところに人が多く、さらに食べ物だ、飲み物だと世話をするのは大変で、これが嫌で自分の誕生日は普段祝わないことにしているのですが、「たまにはこうやって祝ってもらえるのはいいなぁ」と思いました。というより、人が遊びに来てくれるのと、誕生日って別になにも変わらないんですけどね。ただ「自分の誕生日に何が悲しくて人の世話をしなきゃいけないの!」と長らく思っていたのですが、最近は色んな人にお世話になりっぱなしなので、「たまには恩返しも悪くないなぁ」と改めて思った次第です。ま、来年もするかどうかはまた別問題ですけど。

リハビリセンターでのフィットネス

9月からずっと通った癌患者のためのリハビリ。これが12月に終わってしまいました。せっかく3ヶ月かけてつけた体力、何もしないとまた元の木阿弥になってしまうので、せめて体力維持できる程度は何とかしたいと思い、リハビリ担当をしてくれたフィジオセラピスト(理学療法士?)兼トレーナーに相談して、彼女がリハビリセンターで担当している普通のフィットネスグループに入れてもらうことにしました。

同じ場所で、同じ器具を使って、同じトレーナーに見てもらいながら、同じプログラムをこなすことになりました。ということで、家から自転車で3分、歩いても7分程度の超近所で、週2回、早朝に1時間ずつの運動。これまでの運動音痴の汚名を返上するかのように、結構楽しく動いてます。なんだか動かないと気持ち悪くなるくらい。この年になってようやくスポーツの楽しさを知ったと言うのも変ですが。

そのおかげか、馬鹿みたいに食べる割には体重は同じ。体調もそこそこ悪くはない。ま、ちゃんと寝れない日もあるので、疲れたりはありますが、それでも前ほどではないので、やっぱり少しずつ回復してるのかな?と思える今日この頃です。

2010年1月22日金曜日

最後の手術について その2

抗がん剤の体への影響が思ったよりヘビーで、4ヶ月以上経った11月に内科医からようやく「もう手術しても大丈夫。血液値はちゃんと回復したから」と言われて、すでに数ヶ月。形成外科の手術は勿論、緊急度が高い人(私の初めの手術のように癌を取り除く手術と一緒に行われるものなど)が優先で、形成だけの目的で待てる人は普通に順番待ちをさせられる。

といっても余りにも順番待ちが長いので、オランダ帰国してから先日、病院に電話したところ、1&2月の手術のスケジュールは既に組まれており、その中に私は入っていないとのこと。よって、3月以降になるとか!

確かに命に別状はないんだけど、これが終わらない限り仕事探しも出来ない状態。イライラしてもしょうがないので、これは神様がしっかり休養しろといっているんだ!ということにしてまだしばらくプー太郎生活を楽しむことにしました。いいんだか、悪いんだか・・・

弟宅の引越し

今回の日本滞在中に頼まれたのが弟宅の引越しの手伝い。どうせ時間は有り余っているし、タダで居候させてもらえるので、快く引き受けました。

とはいえ、片腕が余り使えないので障害者みたいなものだし、余り期待はされてないのだろうと思って行ってみたら、引越し業者に一番大変な部分はしてもらっていたので、力仕事ではなくて、荷解きだったという・・・

弟、義妹、義妹のお姉さんと私で各自場所を分担して荷解き。私の担当はキッチン。さすがわが弟ながらいいチョイスだ!私なんてリビングとか寝室なんかじゃ、絶対に役に立たないし!(苦笑)結局私以外のみんなはその日しかフリーではないので、とにかくその日に終わらせる!と、必死こいて30箱のうちメインどころは全て終了。夕方からは弟家(弟夫婦&姪)と近くに住む義妹の家族(彼女のご両親とおばあさま、お姉さんと弟君)全員集合で、出前とっての宴会。いや~、弟はいい家族に恵まれたな、と思いました。

で、全て終わってからちょっと気になったのが、食器棚。前の家から持ってきたままで、油汚れや擦り傷などもそのまま。せっかくリフォームした家で、その棚だけなんだか汚いままで「ペンキ塗りしないの?」と聞いたら「したくても時間がなくて」とのこと。居候ついでにペンキ塗りを引き受けました。

2歳になる姪っ子はいつも義妹のお母さんに見てもらっているので、昼間は家には私一人。こんなチャンスは弟夫婦には普段ないので、私がペンキ塗りしてちょうど良かったというか。。。日本ではペンキなんて技術の授業以外で使ったことなかったけれど、なんでも自分でしないといけないオランダに来て以来、ペンキ塗りはちょっとしたもの。ということで、時間だけはたっぷりあるので、一度仕舞った食器を全部また出して、ヤスリかけて、掃除して、ペンキ塗ること数度。ピッカピカになりました!(あ、証拠写真撮るの忘れたな~)

結局、病気してから人の面倒になることばかりでなかなか人の為になることが出来ない今日この頃。久々に誰かの為に何かして感謝されるのはとても気分が良かったです。

韓国、ソウル 1月6日~9日

友達の旦那がソウル駐在となり早1年。今、彼女を訪ねていかないと、一生韓国へなんて行かないわ!と思って、今回の日本帰国中についでにソウルまで足を伸ばしました。

それにしても驚いたのが、韓国行きの航空券の安さ。最終的に羽田から飛んで、税諸々全てあわせて26,000円。これが成田からだともっと安いようで、安売りの日によっては16,800円からだそうで。

とにかく行く前から聞いていた通り、とにかく寒い。着いた日は-13度。そういえば、学生時代にチェコに行った時もこんなに寒かったよな~って。さらに、何年かぶりの大雪でそこそこが真っ白。多分20~30cmは積もっていたんではなかろうか。。。日中も勿論氷点下なので、観光と行ってもそんなに長時間外を歩けるわけでもない。結局、観光客が行く場所(といっても全て連れて行ってもらったので、場所の名前さえ知らないし!)をちょこっと見て、後はさっさと屋内へ入る始末。なんだかな~

但し、食事は期待通りのおいしさと安さ!お腹いっぱい二人で食べても8ユーロって、オランダの一人分より安いんじゃないかしら。病気してからとにかくすごい偏食児になったのに、韓国では全然困らなかった。ま、勿論、一緒にいた友達が気を利かせて野菜が食べれるところは連れて行ってくれたのだけど、それでもどこへ行っても定食には必ず小さな小鉢で何種類かの野菜がついてくるのです。いや~、すごく得した気分。

買い物のほうは確かに日本よりは安いのだろうけど、欧州から来るとお得感はそこまでではないかも。ただ前から欲しかったピアスを買ったのだけど、お店でついている値段はアムスとほぼ一緒でも、口頭でそこからさらに5%安くしてもらって、さらに免税。結局Amexに連絡とって、一時的に使える金額を上げてもらって買っちゃいました!その他、今回は行かなかったのだけど、安い革製品のお店でオーダーメイドが出来たりとか。この辺はまた次回に行った時にでもチェックして来たいと思います。というか、今度はもうちょっと暖かくなってから行きたいですね。

日本

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
やっとオランダに戻ってきました。4週間も日本にいて、色んな人に会えました。いや~、楽しかった。

でも何がいいって、日本の天気と食事!日がとにかく短くてどんよりした灰色の空以外ないオランダの冬から考えると、冬でもさんさんと日が照る日本はやっぱり過ごしやすいなぁと。寒い、寒い、といっても所詮そこまで冷え込まないし。一番寒いのは日本の家のような気がします。そこはやっぱり寒い国オランダだとガラスは2重だし、屋内はすべて暖房で暖まっているので、家のどこにいてもそこそこ暖かいんですよね~。

食べ物に関して言えば、やはり外食産業が充実しているので日本にいると何でも簡単に手に入る。お腹がすけば、コンビニもあるし、数メートルおきに食べ物屋はあるし。オランダに戻ってくると、自分で作らないと、スーパーのまずい出来合い物(焼くだけのピザや暖めるだけの延びきったパスタとか)以外何もない。まずはキッチンに立たないとろくなものが食べれないので、その瞬間に「あ~、オランダに戻ったなぁ」と実感するわけです。

ということで、さて昼ごはんでも作るか。