2012年1月22日日曜日

オランダでの誕生日の祝い方

誕生日といえば、家族や友達がケーキやプレゼントを買って祝ってもらうもの。誕生日の本人はその日だけプリンセス扱いでしょ♪というのが世界の常識だと思ってました。

ところがどっこいこの国では思いっきり反対で、誕生日の本人がケーキやなんだと色々準備して人をもてなさなくてはいけません。

えぇ~
何が悲しくて誕生日の当日に忙しい思いしなきゃいけないのよ!

と思っていては楽しい誕生日にはなりません、残念ながら・・・(^_^;)

だって自分で企画して人を招待しないと、誰もお祝いに来てくれないし、プレゼントだってもらえませんから。逆に言うと、少々大変でも毒をくらわば皿までの気分でしっかりもてなしの準備をしてあらゆる人を招待すれば、みんなが駆けつけてお祝いしてくれます♡ それ位、オランダでは誕生会というのは重要行事で、呼ばれたら必ず行かなければいけない位、社会的なイベントでもあります。


つまり祝いたい人は自分でパーティーを企画すればいいのですから、ある意味とっても合理的でオランダらしい習慣ともいえます。

ということで、この頃やっとこのオランダ式誕生日ってのも悪くないなと思えるようになってから、ちょこちょこ人を呼ぶ理由にしてお茶をしたり、食事をしたりしてます。

そういえば夏に一緒に日本ツアーをしたバイオリニストといつまでたっても「一緒にご飯しようね」という約束が果たせないままになっていたので、誕生日を理由にしてご飯に呼び出しました。(笑) もちろん、元々はご飯を作るという約束だったので、誕生日はあくまでも言い訳。なので「手ぶらで来てね♪ 」と言っておきました。

当日、彼と一緒に現れたバイオリニストの彼女を見てうちのクマが

「あら~、きれいな服だねぇ♪」

それに答えた彼女

「だってお誕生日でしょ。」

「え、誰の?」

っておい!!!

知らなくてキョトンとしているクマに皮肉の一つでも言ってやるかと私。

「え、知らなかったの?今日は私の誕生日パーティーだから、ドレスコードがあんのよ。だからジーンズのあんたは思いっきりNG!まさかプレゼントも用意してないとかじゃないでしょうねぇ???」

これがまたバイオリニストのツボにはまったようで、例の大笑いでその日の晩は始まり、彼女たちが帰っていくまで笑いっぱなしの楽しいひと時になりました♪

ちなみにこの日はカレーパーティー。カレー2種、ダル、サモサとピクルスで、最後はマンゴープリンで完全マクロビ。マクロビ大家の息子である、バイオリニストの彼も喜んでくれたのでほっ♡

さらに手ぶら指定をしたにもかかわらず持ってきてくれた誕生日プレゼントが、前からこっそり狙っていた2重グラスのコップ。耐熱2重グラスなので、手で持っても熱くならないという優れモノ。ということで、早速このグラスでミントティーを頂きました。

オランダでも大人気のこのグラス、日本でも買えるようですので念のためリンクつけておきまーす♪

2012年1月18日水曜日

アレルギー対策

昔からひどかったアレルギー。アレルギーテストの結果、ある特定の抗生物質が駄目なんだそうです。つまり抗菌作用のあるこの抗生物質のグループに属するものが基本的に駄目ということらしく、それで化粧品やらデオドラントなどの類が駄目だった・・・というのが分かったのがかれこれ5年位前の話。

子供の頃からちょっと太陽にあたると肌が痛くなって大変だったので、運動会などは運動が出来ないという理由だけでなく(笑)、この日焼けのせいでも苦手だったんですよね。←はは、言い訳か?(^∀^;)

高校卒業する頃からお化粧品なども使い始め、肌に合わないものを使うと翌日顔が真っ赤!なーんてこともよくありました。色んな試供品を試した結果、やっと肌にあう化粧品をみつけ(それがまた高価なこと!)、それ以来ずっとお世話になっていた某ブランドの化粧品。

状況が変わってきたのが実は病気になってから。まずは手術後に手術痕の周辺の肌がものすごく乾燥して、ちょっとやそっとのボディークリームだと焼け石に水状態。傷跡に変な化学薬品をつける訳にもいかず、仕方ないので純粋な油であるヴァセリンで対応。手術台に6回も上がれば、ヴァセリン一体何個分使ったんだ?って感じですが、でもこれホント、体中がベトベトになるんですよね・・・

その間抗癌剤治療があり、ここでもまた肌のトラブル。皮膚科に行ってもちょっとした塗り薬をもらうだけで、根本的な解決にはならない。ついでに抗癌剤で抜けてしまった髪がまた生え始めると、髪質が変わっていて、しかも天パで色んな方向を向いてしまって手がつけられない状態 ( ̄o ̄;)

そんな時に知り合い宅で出会ったのが手作り石鹸。昔からひどかった湿疹があっという間に消え、がさがさに粉をふいてた肌もツルツルに!作り方を実演つきで教えてもらって、私もそれ以来ずっと家で作ってます。

最近は、震災支援で知り合った方に自作の石鹸を作って売ってらっしゃる方がいらっしゃるので、時々相談に乗ってもらいながらレパートリーを色々広げている最中です。ちなみにその方が実践されている「野ざらし美容法」というのを私も真似っこして試してみたところ、効果抜群!!!

安あがりで簡単なこの方法、体は楽なのにお肌はつるっつる、抜け毛はさらに減り、それでいて髪はサラサラ☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

これまで化粧品につぎ込んできたあの大金は一体何だったの!(>_<;)

という気がしないでもないけれど・・・(苦笑)

ちなみに仕事の関係で手荒れがひどい、アレルギーで全身大変、なーんて人が意外と周りにいるので多めに石鹸を作ってはあげてます。

先日も石鹸をあげた知人から電話がかかってきて

あの石鹸を使ってお風呂に1回入っただけでひどかったアレルギーがきれいに治ったよ!これまでどんな薬も、何をやってもたいした効果がなかったのに信じられない!!!ねぇ、あの石鹸注文していいかな?

って・・・ やっぱり効果は私の気のせいではないらしい。この際、副業で手作り石鹸の店でも開くかぁ~~~?(^o^)/

あ、よく聞かれるのでご参考までに。ご自分で作りたい方はこの本を参考にされるといいですよ♪

2012年1月17日火曜日

癌ってハンディキャップ?

外科治療が終わり、長い闘病生活とおさらばすべく現在就活中です。手厚いオランダの社会保障もいい加減期限切れってことなので、後ろ髪がひかれるものの、ゆったりまったりの隠居生活とも近いうちお別れです。うーん、残念!(爆)

ちなみにオランダという小さい国では、日本人社会はとっても狭い。ので病気になった時点で既に病名まで公表したのも同じ状態になってました。どうせ隠してもすぐ分かることだし、隠すつもりもなく、逆に人助けになるらしい、ということが分かってからは、このブログでもかなり詳しく治療について触れています。

これまで治療の大変さや、再発の心配などは別にして、病気のことが自分にとってデメリットだと思ったことはなかったのですが、就活をはじめてからちょっと状況が変わってきたように思います。

先週リクルーター経由セッティングしてもらった面接での話。
先方は、私が元気に外資系銀行で営業していた頃をご存知で、向こうから「彼女なら是非」ということでご指名だったと聞いていました。そして臨んだ面接の初っ端が私の体調の話。

自分のことをご存知だから心配して「大丈夫ですか?」と気遣ってもらっているのかと思いきや、聞かれる質問は「こいつはうちで働けるかどうか」というのを確かめているだけの模様・・・

いや別に心配して欲しいとか、同情して欲しいと思っているわけではないのですが、生死をさまよってサバイバルしてきた人間に何の感情もみせず、クールに病気がハンディにならないかどうかを査定してるのをみて正直「えげつないな・・・」と思いました。

少なくとも初対面のリクルーターでさえこれまで「大変だったわねぇ~」の一言くらいは言ってもらってますが???

ま、それ以外にも色々あったのですが、この件で元癌患者というのは普通の生活をするにおいてハンディになるのか?とちょっと考えてしまいました。

これまで生命保険は不利になるというのを聞いたことがありますが、私の癌再発と、年上のこの面接官が癌になるのとどっちが先?と冷静に考えて、そんなに変わるとは思えないんですよね。それでも一度癌という地雷を踏んでしまった私は、面接の度にそうやって「ハンディ」を背負わされてしまうのだろうかと。

そういえば医療関係のコンサル業をしている知り合いには「病名は言わなくていいわよ。」と言われてたよなぁ。それってこういうことだったのかと、妙に納得した昼下がりでした。

2012年1月9日月曜日

癌患者を支えること

このブログ、日常のことを書いているだけなのに、知らないうちに闘病記として闘病者の為のサイトで紹介されていました(焦) ここはご期待にそうべく(!?)ちょっとマジメな話を・・・

「あなた、癌ですよ」

と言われて冷静に受け止められる人はまずいないと思います。実際に私は検査結果を聞きに行った初診で、癌であるという事、手術が必要であるという事以外、1時間近くも一体何を外科医と話したのか記憶がありません。

癌専門の精神科(精神腫瘍科、Psyco-Oncology:サイコオンコロジー)というものが存在するくらいですから、告知から治療中のプロセスのストレスは癌患者にとって相当なものだと言えます。

「これで死んじゃうかな?」という覚悟をすることだってあるし、治療中に医者から「今のままだと命に危険があります」と言われたりするわけですから当たり前と言えば当たり前ですが。

ただ自分が癌患者であるということは、自分の病気と治療に専念すれば良いという意味で、癌患者を支える家族より精神的な負担は「軽い」と言い切ると語弊があるかもしれませんが、軽いような気がします。

私の場合、自分が癌を患う3年位前に父が癌になりました。幸いステージ1の初期で今ではピンピンしていますが、それでも癌の疑いがあると言われて検査をして、検査結果を聞き、治療方針が決まり、治療をする各段階で、毎回何もできない自分にやきもきしていたのをよく覚えています。

父が「癌だったらどうしよう」、「結果がでるまでにひどくなったらどうしよう」、「これで終わりかな?」など不安を口にする度に、家族として自分だって同じ事を考えているわけです。でもそういう不安を本人には隠して色々慰め励ます、と言うのは想像以上に大変でした。

勿論、治療の肉体的な痛みや負担は本人以外には分かりません。ただその辛さというのは家族にも伝わります。そして本人と同様に家族も不安なものです。でも家族の場合は、その上さらに癌患者を治療の過程でずっと支えていかなくてはならない、という意味でもっと大変とも言えるでしょう。

当然支える方にしたって人間ですから、完璧と言うわけにはいきません。ですから、癌という病気になることで崩壊する家族だってあります。というか(オランダでは?)別れるカップルや夫婦が多いのも事実です。本当ならこういう「病める時」も愛すると誓って結婚してるはずですが、実際の所は癌と言う病気が二人の間にどーんと割り込んで、関係に大きな亀裂を入れていくことになります。

接着剤でくっつけてもヒビはヒビ。元には戻りませんし、ひどい時は修復不可能ということです。それ位、癌と言う病気になるということは人生に大きな影響を与えると言っても過言ではないと思います。

振り返ってみれば、良い意味で人生観が変わり生きやすくなったとも言えますが、その悟りの境地に至るまでの道のりを考えると、癌患者本人だけでなく、癌患者を支える家族やパートナーにも辛い時には我慢や無理をせず、精神腫瘍科のお世話になってみるのも一つの選択肢ではないかと思います。

オランダの 精神腫瘍科専門の機関、Helen Dowling Institute→ http://hdi.nl/

驚きの体脂肪!?

先日友人がFacebookのウォールに書き込みしてました。

体脂肪27%のフォアグラ状態 (> <;)

えぇ~、27%ってデブなの?
それより前回体脂肪測ったのっていつだ?
しかもその時は軽く30%超えてたぞ?女ならそれが普通だと思ってたし・・・

ということでちょっと気になったのでネットで調べてみました。すると、18~39歳女性は21~34%が標準とか。

ってそれって幅ありすぎでしょっ!

いわゆる標準体重と一緒な訳か。標準幅のどっち側に位置するかで デブかどうか決まるって言うあれですね!

我が家の体重計で体脂肪率は測れるにもかかわらず、随分前から測ってませんでした。前に図ったのはまだ元気だった頃。一応ジム通いとかして運動してもぜーんぜん変わんないので、いつしか測るのをやめてしまってました。

ま、ここはとりあえずどんなもんか 測っときますか・・・

と軽い気持ちで乗ってみてびっくり!

22%!!!

なんと10%も減ってました。抗癌剤のリハビリから続けているジム通い。トレーナーにプログラムを作ってもらってきっちり週2回1時間ずつの運動。それに加えて体力作りの為に最近始めたジョギング。こちらは週2回30分程度で最近やっと距離が伸びてきた所。

やっぱり運動って効果があるのね、と確信した昼下がり♪ 

でもホントは手術の時に胸の脂肪も全部取ってもらったから体脂肪率が減ったのかも ∑(゚□゚;) なーんてことが一瞬頭をよぎったものの、それはこの際気のせいということにしておきましょう(笑)

2012年1月6日金曜日

腫瘍内科 定期健診1月5日

半年に1回の定期健診に行ってきました。といっても特別な検査をするわけでもなく、ここ最近は問診というか、先生と色んなお話をして終わりです。

始めの頃はそれでも「抗癌剤の影響もあるしこんなもんか? 」と思って余り気にしてなかったちょっとした細かいことがさすがに2年半も経って状況が改善しないと「やっぱりおかしいのかな?」と気になる頃。ちょっと大雑把でのんびりし過ぎたか???(笑)

ということで今日のトピックは心臓と爪。心臓に関しては「心臓科に行く?」って話で、爪に関しては「ホルモン治療の副作用の骨粗しょう症かな?そっちの検査をしましょう。」ってことになりました。

やれやれ、また検査か  ̄Д ̄=3 はぁ・・・

で、私の場合とにかくホルモン療法の副作用が強いので、定番トピックは勿論こっちの話。
副作用を軽減させる薬というのも処方してもらっていますが(といっても副作用がほんのちょっとマシになるだけ!)、最近気が付いたのはその薬の箱に『運転注意』というステッカーが張ってあったこと。って今頃気付いたのか!って感じですが ( ̄□ ̄ ;)

確かに病気してから集中力が全然なくなっていてピアノを弾くのにも支障がある。
それってもしかしてこの薬のせい?

ということで、ちょっと薬を飲むのをここ数日やめて様子見をしてたんです。そしたら、頭の中のもやもやとしていた霧が一気に消えた感じ♡ そしてピアノもちょっと弾きやすくなった感じ♪ といっても理由なくこの薬を飲んでたわけではないので、今度はその引き換えに副作用に悩まされる日々。

毎日ロクに寝れないじゃーん (T_T)

という話をしたら、先生曰く

起きてる間に集中力がいるだけで寝るときは集中力なくてもいいんでしょ?
じゃあ夜だけ薬飲めば?

いとも簡単に結論をだして頂きました m(_ _)m さて、効果はいかほどに ???


2012年1月4日水曜日

サンタさん到着!?

リンリーン♪ と今朝、ドアベルが鳴り、そこには郵便屋さんが箱を持って立ってました。

それは日本からのプレゼント♡ 早速開けてみると色んなものが詰まってる。

去年は人に色々プレゼントした年。それはそれでほんとに楽しかったけれど、やっぱりプレゼント貰えるのっていくつになっても嬉しい。勿論プレゼント自体も嬉しいけれど、それを選んでくれた人の心遣い、これがやっぱり一番嬉しいのかも。

ということにやっと気が付いた私。おバカですね~(^^;)

そう、サンタさんはとっくの昔に来てたって事。去年は色んな人に出会った年。 その人達それぞれが私の為にって色んなモノをプレゼントしてくださいました。

震災支援を手伝ってもらったり、帰国の歓迎してもらったり、ご飯をごちそうになったり、飲み会をアレンジしてもらったり、遠方から会いに来てもらったり・・・

そんな人達に出会えたこと、これが一番の贈り物だったんですね♪

ということで、去年は実りある年でした。
さて今年はどんな年になるかな?

2012年1月2日月曜日

新年の迎え方

日本と違いこちらはお祭り的に 新年を迎えることになります。クリスマスは家族と静かに迎え、お正月はお友達とパーティー。

ちなみにお家はクリスマスデコレーションのままで こんな感じ↓



















で、こんなおつまみで飲んでました。












こちらはリクエストに答えて作って持って行ったチョコレートケーキ










で、欠かせないのが花火。これは邪悪なものを祓うように 始められた習慣のようですが、今は花火自体が目的?みたいになっちゃってます。そこらじゅうが爆音と煙に包まれ ・・・ まぁ百聞は一見にしかず。動画でもみちゃってください♪

 


で、今年もカウントダウンに持参したピンクのお酒飲みました。

http://mixi.zz.tc/moetrose

モエシャンのロゼ大好き♡ でもみんなに飲まれちゃったので、私の口に入ったのはシャンペングラスたった1杯 (> <)

うーん
やっぱり今度は自分家でひっそり楽しもーっと♪

次のボトルはお誕生日かな(`∇´)