2017年1月23日月曜日

サバイバー9年生になりました!

タイトル通り、8年と数か月前癌が発覚し、初めての手術が8年前の1月8日。

サバイバーとは、治療開始からカウントするらしいので、めでたくこれで8年をクリアし、9年目に突入しました。ということで、自分的には今、9年生。

長かったような、早かったような。

というのが正直な感想。

忘れもしない8年前の自分の誕生日、初めての手術の生検結果を聞きに行きました。初めての手術だったし、生検結果という意味も分からず、手術後の経過観察のつもりで予約日に行ったら

貴女の手術結果です。

という大学病院の教授の静かなお話が始まったんですよね。何故か、初診の時のドクターからこの教授が担当医になってて、後でなんとなく「手術中に何かしらあったな?」的な。笑

そして初診で思っていたより悪かった癌の状態、癌の種類について、そしてこれから続く必要な治療について説明を受け、すぐ次の手術の予約をとる羽目になったのはよく覚えています。

あれから色んなことが変わり、病気してからも色んなことをし(しでかし?笑)、生活もガラッと変わったけれど、あの時のドクターを含めて医療関係者に必死で助けてもらったんだなぁというのは、今も身に染みて感じています。

日本での癌治療を見ていると、予防については遅れているし、本人の希望を優先して治療が後回しになってるのでは?と感じることも多く、私もあの時に日本にいたら「もしかしたら手遅れになったかも?」と思っています。

やっぱりきつい治療はしたくないし、厳しい現実からも目を背けたい。そんな中、逃げ道を作ってもらったら間違いなく逃げてた自分がいるな、と。だからスパルタだったけど、オランダで

他の選択肢はありません。手術しますか?しませんか?

というのは振り返ってみると私にとっては本当によかったし、だからこうやって8年以上たっても何事もなく生活が出来るありがたみを感じています。

日本に帰ってからも先生には恵まれ、ちょいちょい定期検診で必要な所を診てもらってますが、このまま何もなく10年クリアして完治のカテゴリーに仲間入りできるかな?と思えるようになってきました。

治療はつらかったし、「再発しても次回はもう絶対治療しない!!!」って公言してたけど、この主治医の先生にはこの間

そう?貴女みたいになれるんだったら、私だったら治療するな。それだけ元気になれるなら、私は治療してもっと長生きしたい。

と言われました。その時は、そうか?って思ったけれど、最近そうかもな?とも思えるし。それだけ普通の生活が出来ている証拠なんでしょうね。勿論、これまで通りにならないこともたくさんあるけど、それでもそれなりに人生楽しめて、それも悪くないな?と。

最近はまた身の回りで色々動きがございまして。ここではまだ書けないことばかりですが、やっぱり私の人生、人とはぜーんぜん違ってドラマティックだなぁと思う今日この頃。

さて、サバイバー9年生もまた頑張るぞ!!!

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