2019年9月9日月曜日

人材採用の裏側③

今回はこれまでと違って、ご近所さんのお話。

実は今、この地域の高齢者の間に激震(?)が走ってます。なんと地域医療のメインだった病院が閉まることになったそうです。それも急に・・・

閑散とした周りを山と畑に囲まれたこの辺りの地域。お店らしいお店もなく、御用邸のある葉山とは言え、「ド」が付くほどの田舎です。片手で数えられるほどしかなかったコンビニはここ数年で2軒潰れ、残るはあと2軒。。。

そんな所に位置するうちの歯医者。殆どご近所さんが患者さんです。高齢者が多い地域なので、葉山の栄えている方(海や御用邸周辺)まで通いきれないからとうちに来られますが、同じ理由でそこの病院に通院されている方が多かったのです。

で問題は、

次はどこの病院に通えばいいの?

って話。まだ車の運転が出来る方はまぁ問題ないとして、これまで歩いて通院されていた方は、バスで通える範囲で別の病院を探さなくてはならないんですね。そのバスも1時間に1~2本という地域なので、不便この上ない。90歳越えのおじいちゃま、痴呆のおばあちゃまのお世話をしながら、遠くまで通えないってぼやいてらっしゃいました。。。

この方だけでなく、通院事情はどなたも似たり寄ったり。特に最近は高齢者の車の事故が多いことから、免許返納も増えているので尚更です。

つまりこういう地域で医療サービスを提供するということは、そういう方々の生活の一部として責任を持って、ずっと見続ける覚悟というのが必要なのではないかと思います。ま、あくまでも私個人の意見ですけど。

で、ここからは内部事情の話。

色んな方からちょこっとずつ聞いた所によると、そこの院長先生が去年亡くなり、新しい先生が見つかるまでの間、臨時の先生がいらっしゃり、やっと新しい院長先生が決まってまだ日が浅かったのですが、どうもその新しい院長先生が辞めることになり、次が決まらないから閉めるんだとか。

これが完全閉院なのか、休院なのか、よく分かりません。いずれにせよ医療機関の場合、診療を続けるにあたって、ドクターがいようと、スタッフがいようと、その医療機関の責任者、いわゆる院長先生がいないと医療機関として存在できないのです。まぁ会社で言うと社長さんですが、次が決まるまでちょっと社長不在で会社をまわす・・・なんてことが医療機関は出来ないんですね。

当然このお辞めになる院長先生なら、それがどういうことを意味するか知ってると思いますが。。。

そんな簡単に辞めちゃうんだ。
あなたが逃げ出して患者放り出して平気なんだ。。。

ってどうしても思っちゃうんですよね。どんな事情か分かりませんが、次も決まらないうちに辞めちゃうとかどうなの?って。しかも引き継ぎなし、通える病院への紹介もロクにできてなくて。。。しかも閉めるまでの間1~2週間の猶予はあったみたいなので、心臓発作とかでいきなり入院したとか、死んじゃったとかいうワケでもない。

患者目線で考えたら、

たった数か月で辞める程度の覚悟なら、そもそも論で来ないでよ
それで病院閉まっちゃう方が迷惑なんだけど・・・

って思う人いないのかなー?

ま、詳細が分からないのでここでその先生の批判をしたいワケではありませんが、自分が患者期間が長かっただけに、お世話になった先生やスタッフのみなさん、病院を何が良くて悪いか冷静にみちゃうんです、ワタシ。それで最近の特に若い世代で医療系に覚悟なしに入って、簡単に放り出して逃げる子が多いなーって。これはドクターであれ、他の資格職であれ共通していて、この業界共通して離職率高し。

自己中で逃げ出したヒト、これまで何人みただろー

いずれにせよ病の患者さんファーストではなく自分ファーストしちゃう人って医療系むいてないと思いますけどね。

とかいうことを考えながら、ちょっとモヤモヤしている今日この頃。。。

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