2011年2月3日木曜日

生きるということ

前回書いた駆け出しカメラマンと早速連絡をとりあって、話を進めています。彼の方もお金になってつまらない仕事をするよりも、私達がお願いしたような仕事の方が面白いからといって、かなり乗り気になってくれています。

最終的に、彼は私達のコンサート用の写真とビデオ撮影をしてくれて、その代わりに彼のビデオ用の音楽を私達が弾くということで、交渉成立。ということで、昨日早速打ち合わせをしました。

といっても、私達がどういう写真を撮ってほしいのかという話をする以外は雑談。でもこれも彼に言わせると、「撮る人のことを知らないと写真撮れないから」ということで、意外と重要なようです。そんな感じで仕事に対する姿勢もものすごく真剣だし、本当にいい人とめぐり合えたなぁ、と思ったのですが、さらに驚くことが!

色んな話をしていく上で、彼自身の話にもなり・・・。詳しい医学用語とかはお互い外国語で話をしているのでよく分からなかったのですが、彼が言うには

ぼく、いつ死んでもおかしくないんだよね~

どうも血栓ができる体質で、これは遺伝なんだそうです。彼のお父様も同じ病気で47歳で亡くなっていて、彼自身も神経がおかしくなって、車椅子生活をしていたこともあるとか。

彼はまだ27歳。それで自分の死を冷静に話せるんですよ。びっくりしました!

私自身、一度死の覚悟を決めたこともあるので、彼との話は共感できることがものすごくあるんです。ということで、打ち合わせと称した雑談は延びに延び、結局バイオリニストの友達のお家で晩御飯→お茶という流れで、彼が帰ったのは12時半。

ちなみに彼、去年は韓国へ行って2ヶ月かけて自転車でぐるっと韓国を回ったそうです。その距離1500km!!!その時の映像をインターネットにアップしてあって、何気ない映像なんですが、これがまた面白い・・・(ご興味のある方はこちらからどうぞ)そして、今月末には今度は中国へ3ヶ月行くそうです。で、最終目的地はチベットなんだそうですが、これも勿論いろいろ撮るため。

って彼が自分のやりたいことを全力でやってる姿は、とっても刺激的。自分の命が限られていると分かっているからこそ、出来るときにやりたいことを出来る限りやってるんだろうなぁと。

私は自分が命拾いをしたと思っているし、遺伝性の癌云々と言っても意外と長生きしちゃうんじゃないか?位の気持ちでいますが、自分の病気を通して「生には限りがある」というのを嫌でも認識せざるを得なかったんですね。だから人生観変わったし、これからの生き方も変えようと思ってます。そういう時に彼みたいな人に会えたことは私にとってすごく大きな収穫だったような気がします。

ということで、これからも色々がんばるぞ~~~!!!

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