2023年1月18日水曜日

家族に認知症患者を持つということ

高齢者相手の仕事をしていると、認知症の方との接点はそれなりにあります。

仕事だとそれなりに問題なく対応できても、いざ家族となるとやっぱり話は違うんだなぁというのをここ最近、身をもって体験中。


すでに何年も前から認知症の症状があるな、と思っていたうちの母親。元々自分中心だったのがさらにひどく、暴言も増え。。。ただ内弁慶で、外面だけはいいのでなかなか気付かれなかったのと、関係の悪い私の言うことはどこ吹く風で、なんの対策することなくどんどん進行していったというのが実情。


実際にストレスとかなりリンクしていて、父親の入退院→亡くなってから症状が一気に進んでます。ケアマネさんがついてても一人暮らしを遠隔で子供二人で支えるのは限界。ということで高齢者施設に入れたのがどうもお気に召さない模様で、文句の嵐でございます。

若い頃は

歳とってから子供に迷惑をかけないよう、どっちか先に死んで独り身になったら施設に入るって決めてるから

とか恰好つけて言ってたじゃん!と思うものの、これらの思考回路も認知症と一緒にぶっ飛んでいるようで。。。


ちなみに施設に入ったとはいえ、日々の細々な対応はどうしても家族がせざるを得ない。色んな理由で私の家の近くの施設にした結果、その対応はワタクシのお仕事。仕事しながら、父親の亡くなった後片づけもしながら、仕事後にその施設に寄ったり、休みの日に連れ出したりでなんやかんやと。


色んな意味で持ちだしも多いし、時間も労力も取られてやれやれと思っている所に、暴言やら電話の嵐だと正直こちらもだんだん病んでいくのが分かるくらい振り回されます。


うーん、どうしたものか。。。


ということでまずは電話をさくっと着信拒否。着信履歴の数でその日の頭の晴れ具合が分かるという具合になりました。ちなみに昨日は思いっきり曇っていたようで、夜9時頃から連続8回に及ぶ履歴が残っておりました。あ、でもこれ位だとまだ記録更新には至らず、これまでの最高は数時間で23回でした!(笑)


ストーカー並の電話攻撃ですが、本人に聞くと電話をかけたこと自体がごっそり記憶から抜け落ちています。恐るべし、認知症!


完全に曇ってくれば別ですが、晴れの日はこれまで通り。きちんとつながるし、会話も出来るし。そこで微妙な仏心が生まれてしまうんですねぇ。困ったもんだ。


ただ自分が実際にこのやっかいな病気に振り回される立場になると、介護疲れの殺人があるというのもなんか分かるって気になってしまうほど、追い込まれることもあります。


今の所、特効薬はないとされ、どの製薬会社も撤退してるとか。

幸せな老後ってなんだろって自答する今日この頃。どんなに歳をとっても日々の修行からはなかなか解放されませんなー。

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