2014年3月5日水曜日

オランダの医療事情17

とーぶん、オランダに戻ることはないなっ

と思って昨年4月に日本へ本帰国し、またこの内容でブログ記事をアップすることになろうとは予想だにしませんでしたが・・・(苦笑)

前にも触れた癌の予防治療の件(→http://naokokiyama.blogspot.jp/2013/08/1.html)、日本の病院と医者をたらい回しにされてほとほと嫌気がさしてたのが夏ごろの話。

こーなったらダメ元だ!

とオランダでお世話になっていたユトレヒト大学病院に国際電話かけてみたら・・・

あ、予防治療をここでやりたいってことですか?
分かりました。じゃあ主治医の先生から連絡入れますね。海外ならメールでどうでしょう?

とささっと対応してもらえました。この間、たった2分半♪

やっぱ、オランダの腫瘍関連の科は(←この限定つきのとこがポイント!笑)サービス満点☆

で、主治医の先生からすぐにメールが・・・


秘書から聞きましたが、オランダで予防治療を受けたいということでいいですか?
ついては二つ質問があります。

中略

来週から3週間夏休みに入るので、休暇から帰ったら産婦人科の先生に連絡してアレンジします。予防治療ということなので、急を要すわけではないから、それで宜しいですか?


どうやら休暇前の忙しい所、帰宅前のぎりぎりにメールして頂いた模様。私のオランダの健康保険はすでに切れてるし、先生タダ働きのはずなんですけどね。よその病院の診断書をそのままコピーして診断書として発行したり、検査結果もうやむやにして金をとる日本のどっかの病院とは大違いだわっ!(←この辺りの話はまたおいおいと・・・爆)

で、3週間後、休み明けの先生から早速連絡をもらい

産婦人科に連絡しておいたので、早々に診察→手術の予定などの連絡を入れます。

などなど事細かにフォローアップのメールをもらうこと数回。担当科の看護師さんから、1度のオランダ渡航で、しかも最小限の通院、コストで済むように、早めの手術日&手術時間のアレンジ、術前の診察、及びスクリーニングなどのアポをまとめてもらい、またまたお得意VIP扱いでお世話になってきました。

ちなみに同じ治療を日本でしようと思った場合、

さんざん病院めぐりをして、待合室で毎回数時間の暇つぶしをし、運よく対応してもらえる病院を見つけても、入院計5日で全て自費扱いで100万円弱だそうで・・・

一方のオランダ

予防治療はスタンダード治療扱いなので、普通に診てもらえます。えぇ、診察待ち数時間なんてありえませんね!さらに普通にオランダに住んでいる人の場合、義務化の医療保険が全額カバー。はい、つまり

自己負担ゼロ

はい、ただです!

も一回言っときますか?

ただです、ただ!

私は出国してしばらく時間があいたので運悪く保険がきかなかったんですけど、それでも3000ユーロ弱。どんなに円が今安くても、飛行機代出して、ついでにちょいっと飛行機の席をアップグレードしても、お釣りくるじゃんね!┐( ̄~ ̄)┌

オランダでは医療アシストいらない人は基本、自宅に帰すのが原則。前日からの検査入院なんてあるはずもなく、元気なら手術日当日に呼び出されます。ちなみにこれまで一番早く呼び出された記録は朝7時。

今回は、帰り道と術後24時間必ず付き添いがいるという条件で日帰りです。こうやって医療費削減してるんですよね。良い悪いはともかく。

個人的に6回も手術台に乗って思うに、

どうせ寝てるなら自宅のベッドがよいでしょ!別に痛いのもしんどいのも一緒だし、薬は同じようにもらえますもん。自宅なら病院ほどうるさくないし、夜中の見回り懐中電灯や、早朝の血圧測定なんかで起こされることもないし、何と言っても普通にまともなご飯にありつけるし。←コレ一番重要!?(笑)

ちなみに今回の請求書を精査すると、オランダの入院1日あたり数百~1000ユーロ程度?そんじょそこらの高級ホテルより高いことになります。

うーん、病院ってそんなサービスよかったっけ?(笑)

というバカな冗談はともかく、別に自分でトイレ行けるなら入院しなくてもいいわけで。こうやって海外での病院事情を知ってると日本の

医療費が・・・
入院ベッドの空きが・・・

とかいうのがとっても言い訳がましく聞こえるんですけどね。まだまだ効率化できる余地はいっぱいあると思います。

実際の所、きちんとしめるところはしめて、出すところに出してほしいですよね~

ということで、メールで請求書もらって治療費前払いして、オランダ行ってきました。
ってブログぜーんぜんアップしてなかったので、コレ去年の11月の話なんですけどね~ f(^-^;)

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