2010年2月8日月曜日

UWVの医者とのアポ

オランダの社会保障関係を司っているのがUWVという組織。失業手当とか、職探し、病欠関連の諸々は全てここでされます。私も病気になって以来失業手当をUWVからもらっていることから、今回呼び出しを受けました。

UWVの医者に会うというのは即ち「本当に病気で失業手当をもらえる資格があるかどうかの審査」みたいなもので、本当ならもっと早くにここの医者と会わなければいけなかったのですが、前職のアドミ手続きが遅れて、UWVから初めて連絡が来たのは抗がん剤治療の真っ最中。外出すれば高熱を出したりして入院していたので、その旨を説明し主治医から診断書を出してもらうことでしばらく対応。全然なしのつぶてだったのだけど、とりあえずお金はもらえてたし困ってなかったので敢えて連絡は取らなかったら、初めてのアポが今頃になってしまった訳。

もういい加減元気になっているし、「さっさと働け」と言われるのかしら?とドキドキしながら行ったのだけどそこはさすがオランダ。優しいんだな、これが。とりあえず治療の経過の説明と現状を説明したら「あんまり焦って仕事に戻る必要はない。急がずゆっくりと日常生活に戻ればいいから」と。さらに、徐々に日常生活に戻る為のセッションもあるから必要であればそれに参加すれば良いし、その費用もUWVで持つとのこと。また初めの3ヶ月はトライアルということにしてUWVからこれまで通りの手当てをもらって会社側の負担なし(つまり給料を払わなくて良い)という働き方も出来るし、或いはパートタイムで働きながら給料をもらって、これまでの失業手当と給料の差額分をUWVからもらいながら体を慣らしていって、徐々に就業時間を長くして最終的にフルタイムにしていくことも可能らしい。いや~、よく出来たシステムでびっくりしました。ま、高い社会福祉費も、こういうシステムを悪用して家でブラブラしてる人がいると言うのも改めて納得した次第です。

という訳で元々の私の予定通り、まずは手術を終えてそこから回復し、それから仕事を始めてOKということになりました。やれやれ

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