2012年2月9日木曜日

さらなる訃報

前回は一体いつだったのだろうか・・・

と思ってブログをさかのぼってみたら大体1年前だった。そう、癌患者のためのリハビリで一緒に戦った仲間が亡くなったという知らせ。そして忘れた頃にまた訃報のメールを受け取った。

今回は同じグループの中でも私に一番年が近かった同じく乳がん患者だった女性。享年40歳。幼い子供さんが二人いて、まだ亡くなるには若すぎる年齢。グループの中で一番若かったのも、手術の回数が多いのも間違いなく私だけれど、こうやって亡くなったという知らせを受ける度に

生き残っているだけでも私はラッキーなのか・・・

と思わざるを得ない。仲間が亡くなって寂しい反面、自分はまだ大丈夫という安心感。一方で自分だっていつそういう立場になるか分からない不安、色んな感情が混じって、かなり複雑。

そして訃報を知らせるメールに返信と言う形で別のメンバーからメールが入った。彼女も同じく乳がん患者。そして去年脳にそれが転移し、その治療をしているという話は聞いていたが、今回のメールでは肝臓にも骨にも転移しているのが見つかったという内容だった。現在、治療中でまだ最後まで諦めるつもりはないということだったが、状況は楽観視できないのは明らかだ。

12人いたリハビリグループで亡くなったのがこれで3人。転移が見つかったのが2人。癌は早期発見して治療すれば治る病気って、このサバイバル率でそんな簡単に言えないでしょ?

自分の寿命を知っている人は誰もいない。健康な人だって、ある日突然事故や災害で亡くなることもあるし、ぎりぎりの崖っぷちまでいっても私みたいにしぶとく切り抜けちゃうことだってある。でもやっぱり一度「癌」という地雷を踏んじゃったら、自分の死がすぐ背後にくっついてるような感覚からどうしても逃れられないのは仕方ないのか。

こんなことを言いながら、なんだかんだと長生きしそうな気がしないでもないけれど、それでも心の中で「私にはもうちょっと生きる時間をちょうだいね、神様!」と願うのは贅沢だろうか・・・

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