2010年10月29日金曜日

広島人のお好み焼き

先日、新鮮な日本のキャベツを一つど~んと頂いたので、お好み焼きにしてみました。お好み焼きと言うと、我が家では広島スタイルのものを指します。なぜって私が広島人だから♪

当たり前のことですが、広島では「お好み焼き」は基本的に全て「広島風」です。勿論、関西風のお好み焼きも売っていますが、そういう時は「関西風お好み焼き」というように、ちゃんと「関西風」と言わないと、広島風のお好み焼きになっちゃいます。(笑)ま、そもそも「関西風」を出してる店自体少ないですけど・・・

じゃあ、広島風お好み焼きの定義は?と言われると、一般に言われているように「そばが入っているもの」とかいうのは間違ってます。

実際には広島風お好み焼きは、鉄板の上でクレープのように薄くお好み焼き生地を丸く作り、その上に野菜(青ねぎ、キャベツ、もやし)をのせ、最後に豚バラをのっけます。あとはそれをひっくり返して野菜に火が通るのを待ちながら、隣で卵を同じくクレープ生地のように丸く焼き、そこにお好み焼きを乗っけると出来上がり。これが基本で、広島人はこれを「肉玉」と呼びます。

お好み焼きは食事代わりに食べるので、野菜だけだとお腹が膨らみませんよね?なので、ここにさらにそばか、うどんを加えるわけです。その場合、麺を茹でてから軽くおたふくソースで炒めて、これも丸くまとめて、その上にお好み焼きを載せます。

ということで大抵、広島人がお好み焼きを食べる時の基本は「肉玉そば」か「肉玉うどん」ということになります。イタリア人がトマトソースとチーズだけのピザ・マルゲリータを好むのと同じ理由で、Simple is the best!ってことです。とはいえ、いつも同じものだと飽きるので、時々好きなトッピングを加えます。

代表的で広島特有のトッピングといえば、なんと言ってもイカ天。その他、特産の牡蠣とか、瀬戸内海でとれる様々な魚介類とか、チーズとか餅とかいうのもありますが、あくまでもたま~に気分を変えて加える程度で、広島人はあまりごてごてトッピングを加えません。

ちなみに食べる時に欠かせないのは「おたふくソース」。あ、私、これないとはっきり言って生きていけません。それ位広島人にとっては重要なソース。ま、最近は外国にいても買えるようになったんですから、おたふくも有名になったものですよね。私は、どんなに体に悪いと言われようと、写真の通りた~~~~~っぷりかけて頂かないと、食べた気がしません。勿論、マヨネーズもつけて。普通はさらに鰹節&青海苔とかもこれにさらにかかるんですけど、私は鰹節&青海苔抜きが好きです♡

お店によってはお好み焼きの生地にダシをいれたり、野菜の合間に天かすいれたり、色んな調味料ふりかけたり、野菜の重ね方が違ったり、と色々な細かい違いがあります。これによって味がびみょ~に変わるので、それぞれの好みの店ができあがるということになります。実際、私も広島に帰って行くお店は中学生位からずっと行きつけているお店です。前回はお腹すき過ぎて目に留まったお店に入ったら全然ハズレで、かなり悔しい思いをしましたし・・・

ということで、東京でも昔に比べて色々「広島風」を食べさせるお店が出てきているようですが、試してみても大抵は「自分で作った方がおいしいや」ってことになります。というか、東京で未だにおいしい店っていうのにあたったことがないかも。なんちゃって広島風を食べるなら、もんじゃ食べた方がおいしいと思うんですが、どうでしょう?

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3 件のコメント:

  1. そうか、イタリア料理以外は、こっちなんだね。
    家は、大阪系だから、レシピありがとう!

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  2. そうそう、こっちは全部まとめてなんでもありのブログ。(笑)
    一度一緒に広島風の作ろうか?

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  3. ああ、この間、作ってくれて、おいしかったよ。
    なんか家に、ソースもあったし。
    今度は、挑戦してみるよ。

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