2010年6月15日火曜日

シャガール

私の好きな絵の一つがシャガール。あの柔らかいタッチが好きです。今回、ニースにシャガールの美術館があると聞いて、行ってきました。

美術館に入る時にカメラを預けようとしたら、フラッシュさえ使わなければ撮影自由といわれ、遠慮なく撮ってきました。

ちなみに今回始めて知ったのですが、シャガールは宗教関係の絵が多いんですね。彼に言われるまでぱっと見の印象でしか絵を捕らえていなかったのですが、確かに言われてみれば宗教関係のものが圧倒的に多い。こういうところにすぐ気が付くのはやっぱりキリスト教が下地にある所で育った人なんだなぁと思います。感受性として持っているものと、後から学んで身につけるものの違いって言うんですか。勿論、私達日本人が独自の感受性としてもっているものもあって、それはやっぱり仏教なんですね。これは西洋人に東洋とか仏教とかを語らせると「ほんと、何も分かっちゃいないな」と思うのと一緒なんですけど。

そういえば昔、音大時代に色々先生に言われたことがあって、西洋音楽で禁止とされている音列(連続8度など)があって、これは聞いているうちに分かるようになると。あと、日本の民族音楽は5音(西洋音楽はドレミファソラシの7音)なので、最近のポップなんかも結局全部5音で出来ているとか。これは5音が一番しっくりする音階らしいんですね、日本人にとって。そういうのも、確かに勉強しているうちに聞こえてくるようになるんです。そういう音感とかも結局持ってうまれてるものと、後天的に学ぶものってあるんですね。

ということで、西洋と東洋の違いはいつまで経っても奥が深いなぁと思うわけです。

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