2009年10月4日日曜日

リハビリ

がん患者の為のリハビリプログラムに行ったほうが良いのでは?と主治医に言われ、半信半疑でリハビリセンターに申し込みに行ったのが数週間前。「回復&バランス」という名前の、13人のグループで週2回、12週間、一緒に運動したり、話をしたりするプログラム。運動するのはともかく、グループで話をして為になるのかな?と本気で疑っていた、私。

初日は、自己紹介とプログラムのオリエンテーション。はっきり言って時間の無駄だったと思っていたのですが、実際にプログラムが始まった金曜日、「申し込んでよかったなぁ」と。

運動は、コンディション作りの最初なので、余り息を切らさないようにゆったりと自転車こぎをしたり、歩いたり。「息を切らさない程度」ということで、2人一組でぺちゃくちゃお話しながら運動するとあっという間に1時間たつんですね、これが。お互いに「これくらい大丈夫だろうってつい無理しちゃうんだよね~。すると次の日に寝込んだりしてね」なんて話しながら。あぁ、みんな同じように無理が出来なくてイライラしてるんだって。

グループでお話する時間は、今回は精神科医を入れて詳しい自己紹介。今回は勿論自分の病気についてお話することになりました。私たちのグループは今13人。うち10人が女性で、そのうち8人が乳癌。みんな同じような治療なんですが、それぞれ程度の差があって、乳癌患者のうち私以外はみんな一部を切り取っただけの手術、つまり胸を残したままなんですね。しかも、一番若い私は治療が一番重い(ような気がしただけかも)。中には「乳癌を発見した時に妊娠中で、出産後すぐに手術。結果が良くなくて3回も手術をした」とか言う人もいたけど、私に言わせれば、「子供出来たんでしょ、胸ものこってるんでしょ。じゃあ私よりマシじゃない」と。

本人にとってはまだ乗り越えてない心の壁があるからドラマのヒロインちっくなんでしょうが、私なんてとっくの昔に乗り越えちゃった壁だから、なんというか自分のたくましさを改めて実感したと言うか。。。考え方次第でいくらでもポジティブになれる自分の楽観主義にちょっと感謝。みんな抗がん剤なんてかれこれ半年前に終えてるのに、旅行にも行ってないって。抗がん剤の合間に旅行、終わってからも料理教室や、語学学校に通ってる私ってやっぱりスーパーウーマン?って思いました。そうやって他の人と比べても断然私のほうがうまく病気と付き合ってるって分かっただけでも行った価値があるなぁと。やっぱり外国暮らしを長くやってる分、たくましいのかしらん?

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