といっても、その昔あの家庭科の時間にかぶらなきゃいけなかったあれではありません。もっと大きくて、腕が吊れるあれです。
実は入院中、気のきいたベテラン看護士さんが痛みでうなっていた私に「大胸筋の負担を軽く出来るからつけてみたら?」と持ってきてくれたもの。さすが、こういう細かいところに気が付くのがベテランさん、という話はおいておいて。。。
最近は随分回復しているので、普段はこの三角巾は使っていないのですが、うちの彼が「外出する時はつけたほうがいいよ。そうしたら、周りの人が注意してくれるから、ぶつかられたりっていうのがなくなると思う。」と。確かに今、軽く腕とかが当たっても「あうっ」という感じなので、人よけには丁度いいかも!と思って今日、始めての1人外出に使ってみました。
感想は、予想以上!ちょっと前にアキレス腱を切って松葉杖の生活をしていた友達が「松葉杖ついてると、人が異常に親切になるよ。」と言っていたけれど、本当にその通り。オランダは弱者に優しい国なので、腕なんか吊って歩いているとみんなすごい親切。
今日は手始めに近所のスーパーまで買い物に行ったのですが、勿論重いものがまだ持てないので、コロつきバッグをコロコロと引っぱって行ったのですね。当然、道端もスーパーの中でも邪魔になるこのコロつきバッグもみ~んなにっこり笑って避けてくれるし、私が歩こうという方向に道をあけてくれる。買いたい物の棚の前で「ど、れ、に、しようかなぁ~」とやって他の人の邪魔をしているのは私なのに、「あぁ、ちょっとごめんなさいね、」とすごく遠慮深く人が私の前に入って、欲しいものを取ったらさっと逃げるようにいなくなる。う~ん、オランダでは「遠慮」と言う言葉は存在しないと思ってたんですが・・・レジの前では財布を出すのに時間がかかっても嫌な顔一つせず、ニコニコと待ってくれるし、疲れたなぁとその辺のベンチに座り込んで、買ったばかりのジュースを飲んでても「お疲れ様~」と言った感じでみんなにっこり微笑みながら歩き去る。家のアパートの玄関ドアは近所の人が鍵まで開けてくれる始末。
というわけで、この三角巾効果は悪用してしまいそうな位の予想以上のもの。当分手放せません。(笑)
親切なオランダ人の様子が簡単に想像できて、
返信削除読みながらニヤニヤしてしまいました(笑)
いいですね、その三角巾!
使わなくていいに越した事はないけど、
ぶつかってきて欲しくない時には必需品ですね~。
そう、弱者に弱いオランダ。こういう時は結構便利です。(笑)
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