2010年8月6日金曜日

フルート 続き

ここ最近、真面目にフルートもさらい始めました。初日は体力的にもかなりきつかったものの、だんだん長時間吹けるようになり、音もだんだん戻ってきています。子供の頃には大嫌いだった色んな音階盛りだくさんの練習曲(タファネル/ゴーベール : 17のメカニズム日課大練習/ルデュック社フルート教本)もやり始めると、「あれも、これも」と気になるところが出てくるので、ハマって練習してます。

練習しながら思うに、音色と音程を作る楽器では、音階みたいな基礎に費やす時間が相当いるということ。そういえば、音大時代にバイオリンの子が言っていたのが「練習のうち半分以上は音階」と。今になってそれがよく理解できます。(ちょっと遅すぎるか!)子供の頃はその重要さが分からず、嫌々やらされてると思っていましたが、大きな間違い。そういうことがもっとよく理解できてたらもうちょっと真剣にフルート吹いてたのかなぁと思ってみたり。

子供の頃にかなりレッスンは受けた(6~7年?)ので、ある程度のテクニックはそこそこ覚えているんですね、やっぱり。なので自分の耳を使ってさらえば、かなりのレベルまで戻せるかもという感覚はつかめてきています。というか、耳だけは肥えているだけに気になるところがありすぎて、自分で相当吹き込まないと、レッスンなんて行くだけ無駄っていう気になるんですよねぇ。いいんだか、悪いんだか。でもこの際、しっかり練習してそれより上のレベルになれば、ソナタとか室内楽が出来て楽しそう!という野心までむくむくと育ってしまって困ってます。

元々はまりやすい性格なので、今回もどっぷりその兆候が。ここ最近毎日のように図書館通いをしています。地元ユトレヒトの図書館は年会費さえ払えば、CDも楽譜も借りたい放題。勿論、経営学関連の本とかも借りてますが、メインは音楽。フルートソナタとかも探してみると、結構知ってる曲がいっぱいあってびっくり。これはバイオリンソナタをフルートでも吹くことが多いことからで、そういえば弾いた曲(ピアノパートと言う意味ですが)が盛りだくさん。その昔、バイオリンソナタを弾いてる時に「フルートでも吹く」と聞いてたなぁと。かなり遠い記憶ですが・・・丁度バイオリンとフルートの音程の幅が大体同じくらいなんでしょうね。こうやってフルートで聞くとそれはそれでちょっとバイオリンとは違っていいんですね。フランクのソナタを弾いていた頃はフルートバージョンを聞いて「え~」とか思ってましたけど、今回認識をちょっと改めました。ちなみに「のだめカンタービレ」で黒木君が吹くいぶし銀のモーツアルトオーボエコンチェルトは、フルートでも吹きます(フルートコンチェルト2番)。オーボエはハ長調で、フルートはニ長調ですが。ついでにYouTubeのリンクを。このリンクはゴールウェイのものですが、個人的にはもうちょっと中性的なパフの演奏が好きです。こちらが私が借りたCD。


ということで、「室内楽はピアノでもフルートでも出来ます」なんていう日が来ると楽しそうだなぁとニヤニヤしている今日この頃です。(←ちょっと野心大きすぎか?)

0 件のコメント:

コメントを投稿