2010年8月7日土曜日

ウィッグ

先日髪の毛の話があったので、そのついでにカツラの話を少々。
実は病気で髪の毛がなくなる人の為の「医療用カツラ」なるものが存在します。値段はピンからきりまであって、人毛でカスタムメードとかだったりすると100万円以上したりします。当然、庶民には手が出ない値段だし、抗がん剤が終わって髪が延び始める間の大体半年~1年程度の着用を考えると普通出せてまぁ数万円が限度額でしょう。

オランダはその点、医者に一筆もらえると保険が一部おります。保険にオプションをつけておくともらえる金額がさらに上がります。私の場合、3~4万円程度もらった記憶があります。ということで、自己負担が数万円になるカツラを選びました。

最近のカツラはよく出来ていて、ナイロンで出来た偽物の髪の毛も見た目には本物と分からない位。さらに根元も丁寧に作ってあるので、自分で「カツラをかぶっている」と言わない限り、誰も分かりません。とはいえ毎日かぶっているとやっぱり半年位すると、毛先が縮れてきて(ちょうど髪を火であぶった感じ)駄目になってくるんですね。その時点で既に髪は生え始めていたし、そんなに必要はないんだけど、スーパーショートだと髪型が決まってしまって退屈なのと、寒いのとで、「お手軽なカツラがないかなぁ~」と思っていた時に美容師さんに薦められたのがファッションウィッグ。

医療用ウィッグとファッションウィッグの違いは毎日の使用に耐えられる質かどうかというだけ。要はファッションウィッグを毎日使っていると1ヶ月もするとボロボロになってしまうよ、ということです。でも時々出かける時の気分転換に使うくらいなら、こちらでも全然OK。さらにいいのが、値段がお手ごろで数千円単位からあるし、ヘアスタイルもショートからロングまでなんでもござれ。ストレート、大きめカール、小さめカール、レイヤー、斜めカット、まっすぐ、などなど。さらにそのそれぞれのスタイルに数色あるんです。黒、濃い目の茶色、明るめの茶色、金髪、黒と茶色のミックス、濃い目の茶色と明るめの茶色のミックス、黒に茶色のハイライト、とかってあるんですよ。すごいでしょう?結局選びきれなくて、ロングとミディアムの二つを買ってしまいました。

気分によって、カツラをかぶったり、かぶらなかったり。人によっては会ってすぐロングだったのが次の時にはスーパーショートになってたりしたので、「あ、髪切ったの?」と言われる始末。さらに、ちょっとブラッシングするだけでスタイルができあがるカツラは意外と手間いらずで楽なんですよねぇ。ということでこのファッションウィッグは、ほぼ100%の確率でどの女性からも「え~、私も欲しい!」と言われた優れもの。日本のネットショッピングだったので、オランダ人からは「お金は払うから、私のも買ってよ。」と頼まれる始末。日本人にもサイトを教えてと頼まれたこと1度や2度ではないので、ここに私が買ったネットショップ(超お勧め!)のリンク、 ファッションウィッグ ぐらっちぇ をくっつけておきますので、みなさんお試しあれ~

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