2010年3月14日日曜日

回復祝いピアノコンサート

をしようと思ってます。これは随分前から考えていたこと。治療が一段落して、通常生活復帰前に病気中にお世話になって人み~んな招待して、お礼代わりにピアノが弾ければなぁと。

そろそろ治療も先が見えてきて、ピアノ弾く元気も出てきたので、曲の選択もかねて色々ピアノを弾いています。最近弾きこんでいるのは、ラフマニノフのピアノコンチェルト2番と、リストのハンガリアン・ラプソディーの2番。ショパンも時々弾いているのですが、どうも心境的に弾き辛くって練習が長続きしない。ラフマニノフとかリスト位が指の練習にもなって程ほどに弾きやすいんですね。スラブ系の泣きの入るラフ2のどこが弾きやすいんだ?と言われると返す言葉はありませんが。。。

リストが一通り弾けるようになって、そういえばこのCD持ってたよなぁ~と思って久々に聞きました。リスト弾きで有名なのはアラウですが、個人的に大好きなのはシフラ。私のロッテルダム時代の先生はこの二人についてた人。でも、彼の話はいつもアラウのことばかり。確かに上手にソツなく演奏するのがアラウ。シフラはテンポとかめちゃくちゃだし、とんでもないんだけど、大天才なんじゃないの?と思える位上手!だと私は思うんですね。ただ、こういう生まれつき天才みたいな人は先生に持つと難しいのかなぁ・・・とよく思っていましたが。

で、久々にシフラのCDを聞いて、「やっぱりこの人、天才だぁ」と改めて思った次第です。ピアノもある程度弾けるようになるとCDなんてご参考程度に聞くけれど、自分のアイディアがあると大抵は人の演奏に色々ケチがつけたくなるし、弾き方のまねっこもそこそこできるようにもなるんですね。でも、シフラだけは絶対まねできない!という演奏なんです。間の取り方、テンポ、ジプシー節の歌い方、これは彼だから出来て、普通の人は出来ないですね。

最近は音楽を聞いてもなかなか感動することってなくなってきているのですが、久々に「すごい!」と思えるくらい感動した瞬間でした。さて、コンサート用のホール探しをせねば・・・

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